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カフェ『Answer』名物ウェイトレス誘拐事件 9

まずは訂正のお詫びを。
8を、ちょっと加筆修正させていただきました。
原因は、やはり自分が読んでいてこの表現は拙いのではないか。という自己判断からです。
何だか、読んでいて表で流石にここまでするのはどうかな…という考えにつき。
以降。読んでいて生ぬるい表現だな、と思われるかもしれませんがご了承くださいませ。
近々、こういう表現つくものは裏に置くような考えを持とうかと思ってます。
こうしたらいいのでは?と言う意見がありましたら、拍手などでお願いいたします。



あと、コメントの方がちょっと広告防ぎなどのホストブロックで
ブログのコメントが出来なくなっております。
広告防ぎにブロックをかけたら、コメントが出来なくなってしまうんですが
そこらへん、どうしたらいいのかな……。



初っ端、軽いぼやきですみません。
では、追記から続きをどうぞ。
今回も、ちょっと暴力表現ありです。要注意。






 


 慎、どうしたの。そんな顔して。


 ……あんたなんか、大嫌いだ。


 ……。


 あんたなんか、嫌いだ!
 どうしてあんたは、いつもそうなんだよ。
 そうやって、好きな相手を振り回して、素っ気無い態度を取って
 相手を傷つけて、そして他の女の元へ行く!!
 それが、僕にどれだけ影響しているのか分かってるの?!


 ……慎。


 あんたのせいで、僕は……僕は!!





 慎、僕はね。普段はあんな事しないよ。


 ……今更言い逃れ?見苦しいんだけど。


 言い逃れなんて酷いな。僕は君には嘘つかない主義なんだけど。


 主義ってなんだよ。そんな主義聞いた事ないし。


 まぁ、初めて言ったからね。とにかく言い逃れじゃないよ。


 言い逃れじゃなかったら、何だって言うんだよ。


 …………慎、僕はね。








   ――― 僕に会うために君を利用する奴が、大嫌い。それだけだよ。








月の光が差し込む部屋。
散らかった部屋にいるのは、女二人と男一人。
女二人を見つめる男の目は、どこか冷たい。
慎の姿を見るやいなや、女はiceを突き放して慎に近づく。
突き放した瞬間、iceの身体はぽふっと音を立ててベッドに埋まる。
そんな事も気にせず、近づいた女は慎に抱きつく。
「……ふふ、やっぱり来た。」
「…………。」
慎は、表情を変える事なくただ抱きつかれていた。
無言で、そして抱きつき返す事なく。ただ、じっと。
iceは、普段とは何処か違う慎の様子に戸惑いの表情を隠せずにいた。
紺色の髪、冷たい目。たまに冷たい表情を見せる事はあったが今回は違う。
何だろう。今朝見た時とは確実に違うけれど。これは……。
そんなiceの思考を無視しつつ、女は慎の髪に触れた。
「あら、元の色に戻したのね。やっぱり、あんたはこの色が似合うわ。
 金なんて染めるから、一度は誰か分からなかったけど……。」
「…………。」
髪の毛をすっと撫でると、女は満足そうに笑う。
そしてそのまま、右目の下の黒子を撫で、その手は唇へと触れる。
「この黒子も、この唇も。相変わらず変わってない。
 そういえば、この黒子。彼は左目についていたわね。
 唇も、彼の方が潤っていた。今はどうかは分からないけど……。」
ぶつぶつと、何かを言いながらもその手は止まらない。
だが、その間も慎の表情は変わらない。それは、まるで人形のようだった。
「(慎さん、一体何を考えて……。)}
iceは、その様子をただじっと見つめているだけだった。



暫く触れていたが何の反応も示さない慎に、女は少し不機嫌な表情になる。
そして、つまらない。と言って慎から離れる。
「相変わらずね、その人形みたいな反応。真実を知ったあの時と同じ顔よ。
 まぁ、黙っていたらあの人にそっくりだからいいけど……。」
再びぶつぶつと呟きつつ、女は壁際に貼ってある写真に頬を寄せる。
そこに写るのは、何処で撮ったのか分からないが周りに貼ってある写真よりも
明らか年を取っている、愛しい男の写真。今の彼の姿の写真を。
「嗚呼、これでまた彼に近づける。やっと、彼に会えるのね。嬉しいわ。
 ここまで大変だったもの、少しぐらいは報われてもいいわよね……。」
いとおしそうに頬を摺り寄せ、そしてその写真の口元、そして首筋を舐める。
その姿に、iceは鳥肌が立っていた。愛しい人相手とはいえ、流石にそれは。と。
でも、口に出したら何を言われるか分からない。私はともかく慎は……。
そっと目を慎の方へと移すと、慎と目が合った。
自分も冷たい目で見られるのではないか、と恐れがあったが、それはすぐに消えた。
慎は、iceの姿を見ると優しく微笑んだのだ。大丈夫だよ。と囁きかけるかのように。
その目にiceは再び戸惑いを覚えるが、どこか安心する自分がいた。
いつもとは違う優しい笑顔、さらわれて心細かったせいか尚更。
だけど、それと同時に自分のせいで巻き込んでしまった。という申し訳なさも出てきて。
「(なんで、きたんですか。)」
女に聞こえぬよう、口パクで相手に伝える。伝わらないとは思うけど。
その口パクに、慎は笑顔を消して同じく口パクで話す。一言だけ。




 「(けっちゃく、つけるため)」




一言、そう言うと慎は人指し指を立ててそっと自分の唇に当てる。これ以上話すな。と言うように。
そして、その手を離すと女の方を見る。女は満足したのか写真からは離れていた。
暫く考えた後、ふふっと軽く笑って女は言う。
「……貴方の大事な宝物を奪ったかいがあったわ。すんなり、来てくれるんだもの。
 まぁ、私としては好都合なんだけどね。あとは、あのオタクどもに罪を擦り付けるだけ。
 私は悪くないもの。私の”思いつき”に乗ったあいつらが主犯よ。
 私は、”思いつき”を実行するとは決めてなかったんだから……そうでしょ?」
同意を促す言葉に、慎は呆れたように女を見つめていた。
以前からこうだったのだろう。もう聞き飽きた。と言いたそうな表情であった。
iceに関しては、信じられない。と言った表情を浮かべていた。
この後に及んで、彼らに罪をなすりつけると言うのか。
そんな思いを無視し、iceの顔を見た女はクスッと笑って言う。
「だって、貴方達が言ってくれるんでしょ。私は犯人じゃないって。
 貴方の証言さえあれば、私は犯人にはならないですむわ。
 もし貴方が逆らうなら、家族に何があるか分からないわよ?
 ……分かるでしょ?家族を大事に思う、貴方なら。
 流石に、貴方もそこまで馬鹿じゃないわよ。ねぇ。」
突き刺すような言葉に、iceは震えが止まらなかった。
今、彼らは自分を探しているかもしれない。だけど、それによって彼らにも何かが起こるかもしれない。
私が「ただ誘われただけ。」と言っても、彼らは信じてくれないとは思う。
だけど、もし素直に言ったら彼らはどうなるか……。
iceの顔がだんだん青ざめていく。その顔を見て女はクスクスと笑うだけだった。
「慎も、勿論協力してくれるわよね。貴方は私の”モノ”なんだから。
 抱きつきも、キスも、セックスも。全て貴方に与えたわ。
 貴方にはハジメテをほとんどあげたんだから、それくらいはしてくれるわよね。
 だから、戻ってきたんでしょう?もし逆らったら、この子がどうなるか……。」
そう言い、女はiceの髪の毛を掴んで顔を上げさせる。
iceは苦しさに、一瞬ぐっと小さなうめき声を出した。
息がつまりそうになりつつも、iceは慎に訴えかける。
「(お願い、変な事言わないで。私が何とかするから!!)」
助けて欲しい、それが本音だったが言えるはずがない。
助けに来て嬉しい、それが本音だったが言えるはずがない。
今考え直すと、もし私が助かってもこの事が報道に漏れたら店に悪いイメージがつく。
そうなったら、とーまの医者への道やたまごの大学の道も難しくなる事もありえる。
それだけはいけない。大事な家族のためにも……!!!
iceは強く目を瞑り、願った。彼が、たった一度でもうなづく事を……。




「……何、言ってんの。」
冷たく降りかかった言葉に、女とiceの顔は凍りつく。
その顔は無表情だが、どこか怒りも籠もっている。
慎は、iceの顔をじっと見つめる。そして目で訴えかけた。
君こそ、余計な事を口にするな。と。そう言うように。
そしてそのまま、女の方を見つつきっぱりと言い放った。
「あんたは相変わらずだね、何処も変わってない。
 アイツが、ああ言ってたのも納得するよ。」
頭を乱雑に掻きながらも、慎は続ける。
「悲劇のヒロインぶって自分の罪から逃れようとする。
 そんなあんたに惹かれた僕も僕だけどさ、今は見ていて腹が立つよ。
 誰かに罪を押し付けて、自分はのうのうと生きて。馬鹿じゃないの。
 あんたのそう言うとこ、今は大嫌い。」
そう言って、ニィーと笑うと、慎は自分の髪の毛を強く掴むと一気に上にあげる。
その瞬間、普段見慣れた金の髪の毛が露になる。
紺の髪が投げ捨てられ、一瞬宙に浮かんだ後地面に落ちた。
ガッと髪を踏み、口元だけニヤリと笑って言い放つ。
「今日僕が来たのはね、その子を助けるのとあんたと決別するため。
 もう、昔の僕はいないんだよ。昔の僕はとうに捨てたさ。」
過去の自分を表しているのだろうか、紺のウィッグをグリグリと踏みつける。
その光景に、女は驚きを隠せず目を丸くしている。
「あんたがいると、今の幸せがなくなっちゃうし。そんなのゴメンなんだよ。
 ハジメテをあげたから言う事聞け?馬鹿じゃないの?
 昔の僕ならホイホイ聞いてたけど、残念ながらそうはいかないんで。」
はぁーっ、とわざとらしくため息をつく慎に、女の手はわなわなと震えていた。
今まで聞いた事のない言葉の数々、挑発するような物言い。
やめろ。と女の心が叫ぶ。自然と、その手はiceの髪から離れていた。
そんな女に、慎はとどめをさすかのように言い放った。






 「僕もアイツも、アンタが嫌いだ。どうしようもなく。」







刹那、時は急に動く。まず聞こえたのは女の奇声だった。
女は、慎に飛び掛った。その瞬間、慎の身体は床へと倒される。
倒された瞬間、頭を強く打つ。カーペットの上だったおかげかそんなに衝撃はないが。
それでも、慎は頭を打ったのか顔を顰める。だが、痛みを感じる暇はなかった。
慎の目に映るのは、まるで般若のような女の顔。
感じるのは、圧し掛かった女の身体の重さ。
高く振り上げた拳は……自分の腹に。
腹を殴られた時に感じる苦しさが、全身を襲った。





「慎さん!!!!!!」




部屋に、iceの悲鳴が響いた。




――――――――――――


実際、ウィッグ踏ん付けるのってどうよ。って話なんですけどね。
高額だし、正直勿体ないにも程がある(笑)
そして、女は何だか色々なめくさってますが、そう言う設定だから仕方ないと思ってください。
今回の犯人は、とことん悪役です。同情なんて持たせないぜ!


嗚呼、やはり10話にまとまりませんでした←
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Author:myuu-0240
AnAnやQMA等、アーケードゲームに侵食されている

中身の日記です。

基本、色々だべっててまとまりはない←





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