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カフェ『Answer』名物ウェイトレス誘拐事件 6

まずは修正のお詫びを。



4のマンションの高さを、数百メートルから数十メートルに訂正しました。
数百メートルにしましたが、読み直したらそれだと、東京タワーを普通に越すし
どんだけ高いんだよ。と言うツッコんだので修正。
普通に、東京タワーって確か数百メートル級ですものね……反省;
推定で書くもんじゃない。今後気をつけます。
今回は少し短めですが、ご了承を。




―― 急がないと、僕は何をするか分からないよ。


(今回、協力してくれたお二方に最大の感謝を。)


 

 『……はい。』

 『あ、とーま。元気?』

 『……つまらない用事だったら、切るぞ。今は忙しいんだ。』

 『冗談だってー。相変わらず頭が固いなぁ。
  それよりもさ、今、”どこにいる”?』

 『どこ、って……そ、それは。』



 『……あんちゃんのとこ、いきな。』

 『…………!!!!』

 『ギリジン君には、僕から連絡を入れておく。
  大丈夫、あの子は絶対助かる。真犯人も、目星がついてるし。』

 『お、おい。何の話だ。俺にそんな事言われても……。』

 『とーま、僕は誤魔化すのは好きだけど誤魔化されるのは嫌いなんだよ。
  ……隠したって、僕はもう気づいてるんだから。
  いいから、今はおにいちゃんのいう事を聞きなさい。それじゃ。』

 『あ、ちょっと……おい!!!』 
   



バイクに乗りながら、とーまは考えていた。
店を出る数分前、自分の兄からかかってきた電話。
その声は、いつものように何処かからかうような口調だったが、何かが違った。
何だろう。何と言うか……ふざけているのだがどこか真剣で。
切る時も、ほぼ強引に切っていたような気がする。用件だけ伝えて。
だけど、その用件も曖昧で何かを隠しているような気がした。
ひとつだけ分かるのは、今回の事件は彼も気づいている、と言う事。
確か、今日は慎は知り合いと飲みに行く。と言ったはずだ。あの情報は嘘だったのか。
色々考えたい事があったが、今はあんちゃんの所に向かうのが先だ。
先程、あんちゃんには『さっき電話した事で、ちょっとお願いしたい事が出来た。』と連絡はした。
相手側は、若干戸惑ってはいたが了承はしてくれた。
「(……迷惑は、かけたくなかったんだが状況が状況だ。
  あんちゃんには、謝らないとな……。)」
ぐ、とバイクのハンドルを握る手が自然と強くなる。だが、今は悔しがっている暇はない。
早くしないと、妹も……下手したらアイツも何をしだすか分からない。
何か起こる前に、その前に止めなくては。
バイクのスピードを速め、とーまはあんちゃん…いや、
探偵『ハチヤ』の住むアパートへと走っていった。




アパートの前には、すでに見知った姿があった。
バイクを近くに止め、ヘルメットを取りながら彼に近づいていく。
その顔には、若干不安が翳っているようにも見えた。
ぺこり、と軽く頭を下げて挨拶をした後早速用件に入る事にした。
「あんちゃんさん、すみません。こんな夜中に……実は、今回大事なお話があるんです。
 これは…『案査探偵団』の『ハチヤ』宛として、です。」
「はい、先程の電話でただごとでないなとは思っていたのですが…用件とは一体。」
相手の答えに、とーまは一つ息を吐いた後ポケットに手を突っ込みつつ、伝える。
その目は、いつもより鋭くなっていた。
「……この事は、ツン子ちゃんにも内緒にしてください。
 ……実は、俺たちが油断していたせいでうちの妹が、この女性にさらわれました
 別の犯人が全て自供しました。この女に誘われて、今回iceをさらったと…。」
ポケットに突っ込んだ手を、そっとハチヤの目の前に差し出す。
それは一枚の女性の写真。先程、斑目に呼ばれた時に渡された物だった。
脅したのか、自ら出したのかは分からないが重要な証拠等になるのでは、と渡されたのだ。
その写真を見たハチヤは、目を見開いて驚いた。
「女性に?!ですか…はい、写真を拝見させてくださいね。
 で、詳しい事情と状況、あとは何かてがかりがあれば教えてほしいのです。
 それと、この事団長さんには…。」
渡された写真をまじまじと見つめながら、ハチヤは次々ととーまに尋ねて行く。
とーまは、早口だが正確に相手に伝えていく。
「えぇ。友人から聞いた話と、俺の想像からになりますが…。
 犯行は、多分”家族メンバーの誰かをおびき出すためにやった。”と思われます。
 自供した奴の1人が「これであの人に会える…。」とぼやいていたらしいですからね。」
自分の憶測が混じらせるのはどうか。と思ったが、バイクでここに向かう途中
慎の電話が気がかりだったせいか、その考えが離れずにいた。
犯人の言葉、慎の電話。殆ど自分の想像ではあるが少なからず当たっていると思っていいかもしれない。
そんな事を考えているせいか、とーまの眉間には自然と皺が寄っていた。
「状況は…最悪ですよ。iceがどこにいったかは、奴らも分からない、といっていましたからね。
 慎は用件だけ言って、メールも電話も出なくなりました。団長には…多分、
 バレてますね。…たまごの奴、連絡しちゃったみたいですから。」
最後の方には、苦笑いを含めながら伝える。
彼らの団長は、慎によく弄られてはいるが実績を見ると、かなりカンは冴えている方だと
とーまは思っていた。でなければ探偵団を保てるはずがない。腕はかなりの物だと
慎を含む家族メンバー全員が認めているからだ。
まぁあんな電話が来たら、可笑しいと思わない方が可笑しいのだが。
「…うーむ。では一応団長さんと連絡を取ってみます。あの方は自分よりも広範囲の情報網をお持ちですから、
 自分一人が単独で動くよりも迅速に情報を得られるはずです。
 で、電話で協議後すぐに行動に入ります。費用諸々も今回はロハで行きますので心配しないでくださいね。
 いつもお世話になってますし…。」
暫く、写真と睨めっこをしていたハチヤは首を傾げながらも、とーまに伝えていく。
その口調は、いつもの”あんちゃん”である雰囲気も醸し出しつつ
探偵団の”ハチヤ”の雰囲気も醸し出していた。何処か優しくも何処か真面目、そんな感じだった。
その様子に、とーまは少しながらも安心感を覚えていた。



「一応、ツン子の事はお隣さんに連絡して見てもらうとして…
 では、実行犯のここ一月ほどの足取りを迅速に調査して
 接点を検索いたしますので、三十分ほど時間いただきますね。
(今回は大家さん…温羅さんの調査網使ってすぐに解決させるか…。
 あの人元協会員のくせして何であんな情報網広いんだか…
 それと、団長さんの情報である程度カタはつくだろう。誘拐はスピードが大事だからな)」
携帯を片手に、ハチヤは続けていく。とーまはその言葉に小さく頷きながらも
今度は、持っていた簡易ポーチを開けていく。
「……ありがとうございます。そして、すみません。他の事に気にかけていて、
 自分の一番身近な存在を守れないとは、情けない事です。」
ポーチを開けつつ、何かを探すその表情は何処か暗い。
たまご程ではないが、とーまもやはり悔しい気持ちが隠せないらしい。
言葉の節々が、悔しさと後悔のせいか声が自然と呟くようになっている。
そして、ある物を見つけるとハチヤへと渡した。
「……費用は、これもつかってください。これは、俺からの『依頼費用』です。
 タダでやってもらおうなんて…そんな事。」
それは、自分の通帳と印鑑であった。
教科書費や雑費で貯金額はそんなにあるとは言えないが、依頼費用としては十分な額だろう。
しかし、ハチヤはその通帳を黙ってつき返す。
「 ( ´ω`)まあまあ、これはとっておきなさい…お金はもっと他に使うことがあるかもしれません。
 自分がそうしたいだけなんで受け取ってくださいね。
 それに、いつもツン子がお世話になってるしね。こんくらいええことですよ…」
そう言って、ハチヤはいつもの”あんちゃん”の表情を浮かべていた。
その表情を見て、とーまは申し訳なさを感じつつも何処か安心感を抱く。
思わず返された通帳をぐ、と強く握り締めた。
しかし、慎の言葉を思い出すとすぐに表情を焦りの物へと変える。
「……すみません。ですが、急いでください。
  ……実は、慎が今回あんちゃんにまず『仕事の依頼として伝えて』
  と、言っていたんです。もしかしたら…あいつは、犯人の元に行ってるかもしれません。
  俺も追おうとしましたが、場所もわからなければ道も分からずじまいで……。」
彼は、場所に関しては何も言わなかった。慎は真犯人の目星はついている。とは言っていた。
教えてくれたのはそれだけで、肝心な場所は教えてくれない。何をするつもりなのか。




「 ( ´・ω・`)弱ったな…と、するともしかして
 慎さんには思い当たるふしでもあったということかな…?どちらにしろ、急いだ方がよさそうだね。」
とーまの表情を見つつ、ハチヤも深く考えていた。
暫く考え込んだ後、ハチヤは顔をあげつつとーまに言う。
「了解です。すぐに行動に移します。良ければ一緒に来るかい?」
その言葉に、とーまは深く頷いた。
「……えぇ、俺も行かせてください。万が一の壁ぐらいには、なると思います。
 たまごは未成年だし、今動けるのは俺ぐらいしか…。お願いします。」
頷く彼を見て、ハチヤも頷こうとしたがたまご。という言葉に気になったのか
軽く礼を言った後、尋ねる。
「有り難う。ただそうか、とすると標的が目をつけてる存在が判然としない今、
 たまごくんを一人にするのは心配だな…先に俺が情報を固めてから連絡をしよう。
 それまで、たまごくんと一緒にいてくれるかな。なるべく早めに連絡をするよ。」
…正直なところ、俺腕っ節は弱いから、君が一緒だと心強いしね?と付け足し、ハチヤは言う。
しかし、とーまは心配はいりません。と首を横に強く振った。
「……いえ、たまごには俺の友人がついています。
 俺がここに来る際に、一緒にいてやってくれ。と頼みました
 一時期、俺と護身術を習っていた奴です。任せても大丈夫ですよ。
 …それに、この世の中物騒ですから。貴方だって1人にするわけには行きません。…守りますよ。」
そう言い、とーまは先程一緒だった斑目の姿を思い出しつつ改めて大丈夫だとは思う。と確信する。
一応、斑目とは一時期自分の祖父に護身術を習っていた。
万が一の時、彼女を守りたいから。と言う斑目からの志願である。
……まぁ、その結果。やたらと蹴りの強い男になってしまったというのもあるが。
(正直、誰かストッパーをかけないと彼女に手を出した男に蹴りをかます事もあるから。)
だが、信頼は出来る。じゃないと、彼にたまごを任せるはずがないからだ。



「…( ´・ω・`)すまないね。ホームズみたいに護身術の一つでも出来たら良かったんだけど。
 では、よろしくお願いするよ。行こう!」
そう言い、ハチヤは苦笑するもとーまは大丈夫ですよ。と軽く返す。
そして二人は、バイクに乗ると夜の街を走っていった。










―――――――――――――


今回は補足多めなので、短めで。


・腕っ節の強さ(男連中) ぱぱさん>>とーま>>>>斑目>たまご>慎
 慎が一番弱いのは、口で相手を打ちのめすタイプだから。

・とーまは、ギリジン君に関しては頼りなさそうな雰囲気はあるが腕は確かな物。と
 ギリジン君の能力の腕等は認めています。ただ、慎に弄られていてもうちょっと抵抗してもいい。と
 心配している部分もあったり。仲に関してはいたって普通…なのかもしれない。
 ただ、未だに敬語のままの様子。慎には「いい加減治せ。」とは言われている。
 エイジ君達に関しては、不思議と思いながらも自分なりに仲良くしようと努力中。

・あんちゃんに関しては、とーまは彼女のお兄さん。と言う事もあって
 若干遠慮がちな部分もありますが、実はよい友人になりたいな。と思う部分もあるらしい。
 お隣さんに関しては、何かしら可哀想とか哀れとか思っているらしい←
 大家さんに関しては、あまり面識はないのでカット。

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Author:myuu-0240
AnAnやQMA等、アーケードゲームに侵食されている

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基本、色々だべっててまとまりはない←





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カードデータ等はデータ参照で

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雑食が酷くなってる今日このごろ。どうしよう(ぁ)




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