スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

好きになんて、なるもんか



前ブログに(以下省略)
糸目×ショート。いじっぱりなショートとそれを受け止める糸目。




 好きになんて、なるもんか。






「どうして、ここにいるんだよ。」


「貴方が、僕を呼んだからです。」


「そうだったっけな。」


「そうですよ。」





隣で、微笑んでいる奴の顔をみて

ふい、と顔を背けた。

絶対、好きになんてならない。

そう決意した、奴の顔を。

背も俺とさほど変わらない、腕っぷしが特別強い。と言うわけでもない。

頭は凄くいい。そこが腹が立つ。

たまに、先輩の奴らに対しても色々言ったりして

困らせる事も、しょっちゅうで。

そんな奴だけど、俺にはなんだか優しくて

そんなところが、更に腹が立つ。





「そこ、違いますよ。」


「分かってる。」


「嘘つかないでください、だったらなんでそこ押すんですか。」


「だって、これしらねぇんだもん。」


「知らないからって、適当に押すのはどうかと。」


「うるせぇよ。じゃあお前は分かるのか。」


「分かりますよ。これが正解です。」




そう言って、画面をタッチした。

画面に、マルの文字が浮かんでフィニッシュ。と言う文字も出てくる。

勝ちましたね。そう奴が言う。

無駄に、頭がいいとこがまた腹が立つ。

確かに、このジャンルは苦手だったから

正直、助かる部分もあったけどよ。





「プレーオフ進出ですよ。どうしますか。」

「お前が決めていいよ。さっき勝てたのもお前のおかげだし。」

「でも、これは貴方のカードですよ。」

「俺がいい。って言ってるんだ。さっさと決めろ。」

「……だったら、決めさせてもらいますよ。」





そう言って、奴は苦笑しながらもビジュアルを選んだ。

いつもなら連想を選ぶはずなのに、何故ビジュアルを選んだかは分からない。

俺が見ている限りでは、奴はビジュアルは少し苦手だったはず。

まぁ、それでも勝てるもんは勝てるらしいがな。

考えてる間にも、やっぱスラスラ解いてやがるよ。こいつ。

そこも腹が立つ。ちょっとは手加減しろっての。





「はい、優勝です。これで残留決定ですよ。」


「……どーも。」


「まったく、今日はなんだか調子悪いからすぐに来い!!だなんて


 一体何事かと思いましたよ。」


「仕方ねぇだろ。今日は本当に調子悪かったんだから。」


「ですね。本来スポーツ得意な貴方が、


 今日に限って回答権取られまくってましたし。」


「るせぇ。」





むす、とした顔をして、画面を見る。

コンティニューしますか?と、アナウンスが聞こえた。

次は僕のカード使っていいですか。と奴が言った。

かまわねぇよ。そう言って俺はそっけなく答えた。

どうせ、奴がこうやって残留の手伝いをしているのは俺だけじゃないんだ。

感謝なんて、してやるもんか。

そう思っていたら、不意に肩を掴まれた。





「……なんだよ。」


「貴方は、勘違いしてるかもしれませんが。」


「はぁ?」


「こうやって、僕が手伝うのは貴方だけですよ。


 他の人のプレイを手伝った事なんて、一度もないんですから。」





そう言う奴の顔は、微笑んでいるけど何処か真剣で

肩を掴む手も、強く感じた。

一瞬、どきり。と胸が高鳴ったけど

驚いただけ。と無理やり誤魔化す自分がいて

そんな俺に、さっきまでプレイしていた俺のカードを渡し

再び微笑んだ後、自分のプレイへと戻る。

俺の肩に触れた、奴の手の感触がまだ残っている。

姿からは想像できない、奴の強かった手の感触が

今でも、残っている。





……カードを軽く握りしめ、俺は何度も首を振った後

ただ隣で、奴のプレイを見ていた。

また、スラスラ解いている。

でも、今回はちょっと苦戦しているみたいで

スポーツの虫食いに、少し悩んでいるようだった。

名前は分かるのに思い出せない。

そんな感じだろうか。

そんな奴に、ざまぁみろ。と思おうと思ったのに

手は、なぜか画面に向かっていて





「……あ。」


「ほら、これが正解だ。」


「ありがとうございます。


 あぁ、これでしたね。やっと思い出せた。」


「お前らしくねぇよ。こんなの。」


「僕だって、こういう時はあるんです。」


「……あっそ。」




奴が、はにかんだように微笑んだ。

そんな笑顔が、少し可愛いと思ってしまう。

馬鹿らしい。こんなの俺らしくない。

頭を掻きながらも、俺は奴のプレイを黙ってみている。

今の自分の気持ちを、誤魔化すかのように。

そんな俺の気持ちを、きっと奴は気づいているだろう。

きっと、帰りにはこの事でからかわれるんだろう。

やっぱり、腹が立つ。こいつには。







絶対に、絶対に好きになんて

好きになんて……なるもんか。








  好きになんて…………なら、ない。








―――――――――――――――


糸目×ショート。
うちの二人の関係は、こんな感じ。
ショートは強がりでツンデレ。これが自分の理想だったり。
糸目は、そんなショートを心から慕ってるんだけど
口では、絶対言わないと思う。糸目だしね。

コメント

Secre

プロフィール

myuu-0240

Author:myuu-0240
AnAnやQMA等、アーケードゲームに侵食されている

中身の日記です。

基本、色々だべっててまとまりはない←





ピクシブ
ここから


メール等はこちらからお願いします



myuu1268@yahoo.co.jp



カードデータ等はデータ参照で

An×Anのカードデータは>ここ

(2,20更新)





雑食が酷くなってる今日このごろ。どうしよう(ぁ)




最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。