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カフェ『Answer』名物ウェイトレス誘拐事件 3


想像以上に長くなりそうです。
そして、意味もなくシリアス。最高でも10話までにはまとめたい(笑)




ブチ切れてる糸目と、慌てるデフォ。そして考えるモヒ。



※今回の内容に関してお先に、探偵団のお二方には謝っておきます。すみませんでした(ぇ)


 ―― 人間、何を考えるか分からないものだ。

    特に、頭に血が上っている人間は何をしだすか分からない。

    冷静になれ。と言う方が無理であろう。

    特に、大切なもので奪われようとしている時に……。





「……うん、分かった。いや、何でもないんだ。
 大丈夫だからさ。多分どっかで寄り道してるだけだよ。……ありがと。」
ピッと携帯のボタンを押すと、たまごはため息をつく。
あれから、知り合いのほとんどに電話をしたがiceが来ている。と言う情報はない。
もしかしたら、知り合いに誘われたのかも。という期待を込めたが、全てハズレのようだ。
彼女の事聞き、心配する声もあったが大丈夫だ。と諌めるたまご。
だがそれと同時に、本当に無事なのか。と心配にもなっていた。
「……たまご、どうだ。」
「全部アウト。皆こっちには来てないって。」
たまごの言葉に、隣にいた男……とーまは深くため息をつく。
とーまもまた、携帯で身内に連絡して来ていないかを聞いていたようだ。
とーまの反応を見て、たまごは少し眉間にシワを寄せつつ言った。
「にーちゃん、あんちゃんに電話してたろ。
 何度も『大丈夫ですから。何も心配いりませんから!
 決して、そちらに迷惑をかける事はしませんから!!』という声聞こえたよ。
 しかも、強引にブチッと切ったよね。強引に。」
電話したら不味いんじゃないの?と言う言葉に、とーまは言い返す。
「……そう言うお前こそ、ギリジンさんに電話してたな。
 『大丈夫だから!!心配しなくていいし!!仕事に集中してたらいいから!!
  もし今の仕事ほったらかしたら、慎にーちゃんにセクハラさせるかんね!』って聞こえたんだが。
  お前もお前で、強引に切ってたろ。ブチッと。」
そして、またひとつため息をついた。お互い、やっている事は同じだな。と思う瞬間でもあった。
本当なら、助けを呼ぼうとも思った。でもこれは家族面での問題。
しかも、あまり大事にするとあとでシャオニイに何を言われるか分からない。
それを考えての行動だった。さっきの電話で意味はなくなっているとは思いつつも……。
「……とりあえず、ねーちゃんが知り合いの家に言った。と言うのはなくなったね。」
ぼそり、と呟くたまごの言葉に、とーまは軽く舌打ちする。
舌打ちを見て、たまごは乱雑に頭を掻きつつ考えていた。
何となく、嫌な予感はしていた。あの客が来てからいつこうなるか分からない。と
気をかけていたつもりだった。なのに現実では最悪の事態が起ころうとしている。
今は、年上連中はいない。警察を呼ぼうにも彼女に何かがあってからでは遅い。
それまでに、彼女を助けなければ。そんな責任感が生まれていた。
しかし、それと同時に焦りも出てきている。自分らしくないとは思いつつも
やはり、iceの事が大事で仕方ないんだ。と思う瞬間でもあった。




「……にーちゃん、どうするの。」
携帯を握り締めつつ、とーまに恐る恐る聞いてみる。
しかし、とーまの返事は返ってこない。携帯をじっと見つめている。
そして携帯を見たまま、とーまの顔は若干青ざめていた。
「……にーちゃん?」
首を傾げつつ、たまごはとーまの服の裾を掴む。
とーまは、ゆっくりとたまごの方を見つつ、言った。
「……バイク動かせ、店に行くぞ。」
「へ?何で店に?」
とーまの突然の発言に、意味が分からずたまごは首を傾げた。
そんな彼に、とーまはゆっくりと携帯の画面をたまごに見せる。
そして、書いてあったメールの文章を見ると、たまごは口をあんぐりと開けて驚く。
「に、にーちゃん。これって……。」
「……あぁ、いろんな意味で危ないな。急ぐぞ。」
メールの文章を何度も読ませた後、とーまは携帯を閉じてポケットに入れる。
そして、ヘルメットをかぶるとバイクにエンジンをかける。
たまごもまたヘルメットをかぶると、とーまの後ろに座る。
後ろに座ったのを確認すると、とーまは目的地に向かうためバイクを走らせた。
途中、メールの内容のある一部分の意味を聞かれて知らんでいい。と言いつつも……。






ice達が気絶させられて、数十分が経とうとしていた頃。
ある1人の男が、細い目を更に細くしつつきょろきょろしながら歩いていく。
その目は何処か鋭く、何かを探しているようだった。
片手には携帯電話。そして、画面に映し出されているのはひとつのメール。
片言で書かれたメールに、何か異変を感じたのか急いで家を出たようだ。
携帯以外は、何も持っていない。
今日は、彼女の家に泊まる予定だった。だが、彼女はバイトで遅くなる。と聞いている。
だから、先に行って料理を作って待っていたのだ。だが、彼女は一向に帰らない。
メールでは、『もうすぐ帰る。』と書いてあったから料理を温め直して待っていた。
でも、帰らない。どうしたのだろう、と携帯を開いたらまたひとつのメール。
送信者は、彼女だった。だが、メールに書かれた文章を読むと、彼は立ち上がり
彼女の妹に「ちょっと待っててくださいね。」と一言言うと、家を飛び出した。
そして、今に至るのであった。




「(……ちゅんが『助けて。』なんて送るなんて。何があったんでしょうか。
  心配で電話をかけても出ないし……別に変な事を言った覚えもありませんしね。
  まぁ、彼女に何かしようとしてる男がいたら……許しませんけど。)」
携帯をギュッと握り締めると、また歩き始める。
男……斑目は彼女の事を思い出す。
今まで、研究などで彼女と過ごす時間がなかなか取れずにいた。
しかし、明日からどちらとも都合よく2日間休みが入る。
せっかく、久しぶりに一緒に過ごせると思ったのに。
家で過ごしたら、水族館に行く約束もしていた。なのに、彼女は帰らない。
楽しみにしてるから。と笑顔で言っていたのに、何があったのか。
彼の脳内に浮かんでいる言葉は、許さない。だった。
それは、彼女に向けてではない。自分と彼女の空間を邪魔する奴に。だ。
束縛しすぎではないか?と言われた事があった。だが、自分は別に彼女を束縛しているつもりはない。
彼女が友達と出かけたい。と言う時は出かけさせるし、バイトだって許している。
ただ、一緒にいる時は誰にも邪魔されずイチャつきたい。大抵のカップルはそう思うだろう。
そう思うから、尚更。である。といっても、自分は別にとーまみたいに力持ちではない。
だから、自分なりの方法で痛めつけるつもりなのだ。自分なりの方法で……。




色々考えながら歩いていると、彼女のバイト先の店に着いていた。
いつのまにか、ここまで歩いていたのか。そう思いつつ店の方を見る。
店の電気は点いてない。当然だろう、もう閉店時間なのだから。
でも、もしかしたら、いるかもしれない。
そんな考えを持つと、自然と店の方へと向かう足が速くなっていた。
下手したら、犯人と一緒にいるかもしれない。複数だったら1人で行くのは無謀かもしれない。
だが、自分には勝てる自信があった。一応、護身用の”ある物”は持ってきているのだから。
内ポケットに入れた”ある物”を軽く確認した後、斑目は駐車場の方へと向かう。
店の扉は遠目から見たが、当然開いてないし傷ついてない。だとしたら……。
そう思ったらしく、革靴の音を立てないように歩いていく。すると、二つの影が見えた。
「(……何ですかね。もしかしたら、何か知っている人か。
  もしくは……犯人か。ここにいるという事は見張りかもしれません。という事は……。)」
斑目は、その影を確認すると”ある物”を内ポケットから外ポケットに入れ直す。
そして、慎重に影に近づきながら、飛び出そうとした時だった。
影が、震えていたのだ。よく聞くと男のすすり泣くような声がする。
しかも、二つともだ。二人で、泣きながら何かを話しているらしい。
「(……泣いている?何かあったのでしょうか。)」
建物の影に姿を潜めながら、斑目は男の話を聞いていた。



「……ど、どうするんだよぉ。」
「僕に聞かれても、知らないよ!!
 まさか、あの人が僕達を捨てるなんて思わなかったもん!!」
「だ、大体お前が悪いんだ、ぞ。
 『iceちゃんに、特製メイド服着せたくないの?』なんて、甘い誘いに、のるから!」
「そ、そういわれても……お前だってノリノリだったじゃないか!
 昼に、手を添えられて赤くなってたくせに……羨ましかったんだぞ!!」
「あ、あれは、わざとじゃないんだ、な!
 僕は、iceたんの顔が近くで見たかっただけで……!!」



その姿は、ice達をさらったはずの男二人組であった。
何故ここにいるかは、ここに来たばかりの斑目には分からなかったが
その二人組が、どんな二人組かは彼は分かっていた。何度もちゅんがぼやいていたからである。
「(……もしかして、ちゅんが話していた最近来る変な二人組でしょうか?
  そんな二人が、何でここに……。)」
話を聞く限り、彼らが関わっている事は斑目にも分かった。彼らがここにいる。と言う事は
彼女は、彼らに何かされたのであろうか?メールをしたのは、彼らに穢されたとかしたからか?
だとしたら、自分としては尚更許さない事である。斑目は外ポケットに入れた”ある物”を持ち直す。
しかし、ここで感情任せに出たら相手に何をされるか分からない。とりあえず冷静になろう。
……そのつもり、だったのだが。続く言葉を聞いた瞬間。彼は冷静にはなれなくなっていた。



「と、いうか。あの女の子。ほっておいて、よかったのか?」
「(……奴ら、やっぱりちゅんに何かしたんですかね。だとしたら……)」
「……いいんじゃないか?暫く経つけど、別に起きてくる様子もないし。
 大体、俺ペチャパイ興味ないし。スタンガンで傷ついても、別に目立たないだろ。
 正直、あの子男みたいだし」


「…………(--)」


「で、でも。警察、に通報、されたら。」
「もう、捕まるの確定だからな。別にいいよ。
 ……どうせなら、iceたんに通報されたかったけどな。男みたいなあの子よりも。」


「…………(-∀-#)」


「た、確かにあの子は、まないた、だけど。
 いちおう、女の子、だよ?いちおう、だけど……。」
「俺、きょぬー派だもん。別にあのいらn……。」




  ガッ!!!(思いっきり顔蹴られた音)




細い男が、ぼやいた瞬間であった。
突然、糸目の男が飛び出すや否や男の顔を革靴で蹴ったのだ。
太い男は、その瞬間驚いて尻餅を着く。細い男は、蹴られた箇所を抑えながら悶えている。
顔を見ると、糸目の男の顔は笑っているが目は笑っていない。月明かりのせいで尚更怖い。
どっからどう見ても、危険な人物である。本当に有難うございました。
「あ、あんた誰なんだ?!いきなり人の顔を蹴って何を……。」
細い男が、叫んだ瞬間。今度は手を踏まれる。
痛さのあまり、悲鳴をあげそうになったがぐりぐり踏まれると悲鳴をあげられなくなっていた。
太い男は、震えてその光景を見る事しか出来なかった。
斑目は、細い男の踏みつけながら笑顔で言う。
「人の彼女を男みたい、男みたいって。何ですかあんたら。
 あれでも、結構喘ぎ声セクシーなんですからね。あ、でもあんたらには無縁の領域ですね。
 別にキモオタを否定するわけではないですが、否定は口で言うもんじゃないんですよ。
 彼女に、何かした時点で許すつもりはなかったんですが。嗚呼これは決定ですね、決定。」
腕を組みながら、暫く手を踏みつける斑目に、太い男の顔は真っ青になっていた。
細い男は、踏まれてない方の手で足をどけようとしつつも、訴えた。
「あ、あんたがあんなのの彼女?!け、結構物好k「黙りなさい。」
訴えようとした瞬間、足をどけられたかと思いきやシュッと自分の頬の傍を何か通り過ぎる。
そして、ガッと自分の耳の近くの壁に何かを突きつけられた。あと数ミリで刺さる所であった。
恐る恐る覗き込むとそこにあったのは……フォークであった。
ヒィッ!と短い悲鳴をあげた後、何でこんな物がここにあるんだよぉ…と情けない声を出す細い男。
そんな男に、斑目は一度にこっと優しく笑いかけた。
一瞬、あっけに取られた男達であったが……この後、後悔する事になる。
そして、男達は永遠に忘れないであろう。ある糸目の男の”開眼”した姿を。






 「僕の彼女を愚弄した罰です、……逝ってください♪」






……その夜、カフェ『Answer』付近にて男達の悲鳴が聞こえたと言う。
それはそれは、恐ろしいものを見た時に出る大きな悲鳴が。






つづく




※斑目がフォークを持っていたのは、多分間違って持ってきていたからだと思われ。
 本当は注射器にしようかと思いましたが、流石に犯罪くさいのでやめました(爆)

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Author:myuu-0240
AnAnやQMA等、アーケードゲームに侵食されている

中身の日記です。

基本、色々だべっててまとまりはない←





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メール等はこちらからお願いします



myuu1268@yahoo.co.jp



カードデータ等はデータ参照で

An×Anのカードデータは>ここ

(2,20更新)





雑食が酷くなってる今日このごろ。どうしよう(ぁ)




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