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カフェ『Answer』名物ウェイトレス誘拐事件 2



書ける文だけ、書いておく。
それが、自分クオリティ。
注意文は前回と同じです。見たい方のみどうぞ。



その前に拍手返信をば
心当たりのある方は、どうぞー。

(ここから)

ハチヤ様>

そ、そんな!!あんちゃんをそんな危険な目には……!!
……実はあんちゃんには、また別の場面でちょっと活躍してもらおうと思っておりますw
格好よいあんちゃんの場面を考えている予定なので、壁にはしませんぜよ!


(ここまで)



野望を聞いてくれない、君が悪いんだよ?
 
 ―― 油断は、いつだって起こる物。

    油断をしない人なんて、この世にはいないのだ。

    だからこそ、気をつけなければいけないのだが…………。





何処かの一室で、彼女は目が覚めた。
灯りの付いていない部屋、月の光だけが部屋を照らしている。
衣服の乱れた部屋、壁にはたくさんの写真。
パソコンはつけっぱなし、机には何かを書きなぐったような跡があった。
ぼやけた思考の頭を回転させながら、現実に戻ろうとする。
その瞬間、背中の辺りから痺れるような感覚がした。
感じた事のないその痛みに、顔を歪める。
手を動かそうとしても、強く縛られて思うように動かない。
ビニール製の紐だろうか、引っ張ろうとしても逆に手が締め付けられる。
それでも、何とか上半身を起こして部屋にかかっている時計を見る。
針は10の時を刺している。今頃は家でのんびりしているはずだったのに。
紅茶を飲みながら、録画していた番組を見るはずだったのに。
油断した。iceがまず始めに思った言葉がこれだった。
そして目を瞑り、何が起こったかをゆっくりと思い出していた……。




「レジ閉め終了……っと。」
なれた手つきで、レジの清算処理を終わらせて鍵を閉める。
そして、お釣り等が入った袋を金庫の中にいれ、暗証番号をわからないようにノブを弄る。
店を閉めてから30分後。バイトの子と二人しかいないこの空間。
最低限の灯りしか着いていない空間で、iceは閉店後の仕事をしていた。
向こうでは、掃除を終えたちゅんがモップを裏のロッカーへとしまいに行っている。
自分の仕事も終わった。ガスや電気の点検も終わっている。
全ての仕事を終えた。と確信した彼女は、お疲れ様です。とショートの髪の少女に声をかける。
「終わったか。ice。」
「はい、終わりましたよ。ちゅんさん。」
その言葉に頷くと、残っていた灯りの電気のスイッチを切る。
「っと、突然切るなよ。びっくりするじゃんか。」
クスッと笑いながら、少女…ちゅんは軽く指で彼女の額をこつく。
「あ、ごめんなさい。何か忘れ物でもありましたか?」
「そうじゃないんだけどな、ちょっと驚いただけ。行くか。」
額を軽く手で抑えつつも、iceはちゅんの言葉に再度頷いた。
そして、iceとちゅんは他愛のない話をしながらそのまま更衣室へと向かっていった。
……裏の扉が、何者かによって開けられようとしているのにも気づかずに。




「そういや、さ。」
更衣室にて、iceがほとんど着替え終わって髪の毛をくくりなおしている時だった。
携帯を弄っていたちゅんが、声をかけた。
何ですか?と、一度くくっていた手を止めてiceはちゅんの方を見る。
「昼、またあの客が水をこぼしていたような気がすんだけど。」
その顔は、眉間に皺がよっていて厳しい表情になっていた。
iceは、そんな彼女の表情に首を傾げながらも返す。
「そうですかね…お客様がお水をこぼされるのはしょっちゅうですから
 あまり気にしてはいないのですが……。」
「いや、ちらっと見てたんだが。またあいつらか。って思ったぜ。
 あれ、確信犯じゃないのか?お前を呼ぶための。」
素早い手つきでメールを打ち、送信したのを確認するとぱたん。と音を立てて携帯を閉じる。
そして、若干心配そうな目でiceを見つめた。
その目に、iceは苦笑をしながら言う。
「そうだとしても、仕事と捕らえていますもの。気にしませんよ。
 それに、あの方達は大事なお客様の1人です。邪険にしたら駄目ですよ?」
「別に、邪険にしてるつもりはないさ。
 ただ、どうもあいつらのiceを見ている目がな……って。」
ボタンを片手で留めながら、ちゅんは言う。
普通じゃねぇよ。とボソリと付け足したその言葉に
iceはそっと胸に手をあて、目を瞑りながら言った。




「……特別な目で私を見ていたとしても、私の心は彼だけのもの。
 私は、天使じゃありませんからね。誰にでも心を許せる。と言うわけではありません。
 彼らには申し訳ないですけれど、その気持ちには応じられませんよ。
 私は、彼を愛してるんですから……。」




「……相変わらず、惚気乙な事で。」
後半、顔を火照らせて幸せオーラ全開で言うiceの言葉に、ちゅんは苦笑した。
同じ大事な人を持つ者として、気持ちは分からなくもないしむしろ話も合うのだが
これだけ幸せオーラ、というか乙女ハートを全開にしている辺り、凄いとも思っていた。
こんな事自分の彼氏に言っても、明日どうなるか分からないしな…とも。
そんな思いに気づいたのか、iceはちゅんに言った。
「そうですか?ちゅんさんだって、彼氏さんに一途じゃないですか。
 今だって、斑目さんにバイトが終わった。ってメールしていたんでしょ?」
その言葉に、今度はちゅんが顔を赤く染める。
図星だったのだろう。携帯を握る手が若干強くなっていた。
携帯から、着信音が流れる。メールが来た合図だ。
「ほら、だっていつもとは違う着メロじゃないですか。
 彼氏さん専用、って事ですね。私と同じです♪」
「同じって、お前も本命専用作ってんのかよ……。」
ちゅんが呆れたように言い放つと、そのまま顔を見合わせて笑う。
お互い、彼氏に一途なんだね。と。幸せそうに笑った。




「……っと。話、ずれたけど。」
少しの間、顔を見合わせて笑っていたがちゅんが止めた。
「どうするんだよ。これから。もし告白とかされたら……。」
その言葉に、iceはゆっくりと首を横に振る。
「そんなの、困りますよ。大体ファンクラブの人だったら私が結婚している身だと
 分かっているはずです。万が一の時は私から成敗しますから。大丈夫ですよ。」
「成敗って……お前なぁ。」
自信満々にニコッと笑っていうiceに、ちゅんはため息をついた。
相変わらずというか何というか、自分の力に自信があるのか分からないが
いつもの彼女の様子を見ると、悩んでいる様子はないらしい。
まぁその分、他の奴らが苦労するんだろうな。とも感じていた。
「ちゅんさんだって、気をつけてくださいね。
 最近は、変質者が増えてきている。という噂ですから。」
「分かってるよ。あたしだってそこらへんは用心……。」
している。と続けようとした時だった。
ちゅんの顔が、一気に引き締まる。その様子にiceもつられて顔が引き締まった。
自分達以外に誰もいないはずの店内。なのに何故か聞こえる足音。
二人は顔を見合わせると、その場にあった武器になりそうな物を手に取る。
この店の裏口は、店員以外は入れないと言うセキュリティシステムが施されている。
荷物を運びに来た人も、玄関前までなら通れるのだがその奥までは許可がないと通れない。
それなのに、どうやって入ってきたのか。疑問に思いながらも、
近づいてくる足音に、息を呑んだ。
「(……ice、同時に行くか。)」
言葉を発しずに、口だけ動かして伝える。
「(……えぇ。単独で動くと危険ですし。)」
何度も縦に頷いて、更衣室のドアへと手をかける。
そして、足音が更衣室を通り過ぎようとした瞬間……彼女達は飛び出した!!





「何してんだっっ!!」
「―――っ!!」
扉を開いて怒鳴った瞬間、ガタンッ!!と大きな音が響く。
足音の主が、驚いて持っていた懐中電灯を落としたらしい。
ちゅんの大声に腰を抜かしたのか、足跡の主はへたへたと地面に尻をつけた。
暗闇で顔は見えないが、おびえているのがわかった。
あとずざりで逃げる男に、iceがモップを床に突いて止める。
ガッ!という音に、男は再度身体を震わせた。
「この店に泥棒なんて、ふでぇ野郎ですね。
 シャオニイさんがいないからって、油断してたのが運の尽きですよ。」
泥棒に向かって、ニコッと笑ってみせる。だが目は笑っていない。
顔の見えない相手は、彼女の表情を見てひぃ。と情けない声を出した。
その間、ちゅんは男の落とした懐中電灯を拾いあげて、犯人の顔を照らす。
顔を見た瞬間、iceの顔が驚きの顔へと変わった。
「……え?」
その顔は、見覚えのある顔だった。
ボサボサの顔に、縦じまのシャツ、そして眼鏡。
今日、確か偶然手が触れてしまった記憶がある。……その彼が、何故ここにいるのか。
意味が分からず、モップを突きつけたままiceは動けなかった。
その間に、ちゅんは男の襟元をぐいっと引っ張りあげて怒鳴った。
「おいテメェ!!何のつもりだ?!
 前から怪しいと思ったけど、まさか泥棒野郎だったとはな……。」
「ち、ちがう。ぼ、僕はた、だ。」
涙目になる男に、ちゅんは自分の傍にある壁をダンッ!!と強く叩いた。
男は、ビクッ!!と強く震える。
「ちゅ、ちゅんさん。あまり威嚇しすぎたら……。」
「ice。こいつにはこれくらいがちょうどいいんだ。
 いつものお前なら、痴漢退治する時こんくらいしてんだろ。」
「い、いやあれは……。」
ちゅんの言葉に、一撃で倒してますし。と顔を赤くしながら言うice。
威嚇。と言う事はあまりした事がないらしく、戸惑っているのが本心であった。
痴漢される前に、容赦なく倒す。それが彼女の流儀でもあったから。
その言葉に、男は流石だなぁ。と顔を赤らめた。
「……おい、何顔赤らめてんだ。
 あたしは、何しに来たんだ。と聞いてるんだが。」
ギロ。とちゅんが睨み付けると、男の顔はあっと言う間に真っ青になる。
「そ、そうですよ。貴方のような人が何故こんな事を……。」
冷静になろうと、胸に手を当てながらiceは尋ねる。
いくらなんでも、疑いすぎるのはどうかと思うと思ったのであろう。
甘いと分かりつつも、じっと男の目を見つめながら言う。
男は、そんな憧れの彼女の目に戸惑いながらも、口を開こうとした。
「ぼ、ぼくは………。」




その瞬間であった。
iceの背中に、強い衝撃が伝わる。
背中から全身に、痺れる感覚が伝わった。
突然の事に避ける暇もなく、彼女は短い悲鳴を上げた。
「ice!!」
ちゅんもまた、iceの異変に気づき声をかける。
「う……あ………。」
よろめく彼女の身体を、別の影が支える。
そしてそのまま、口元にハンカチを当てると強く何かを吸わせた。
「……!!!」
目を見開き驚くと、ハンカチに含まれたその香りを強く吸ってしまう。
そして、暫くすると彼女は力が抜けてしまい、そのまま影の元へと倒れてしまった。
「てめっ……何してやがる!!iceを離し……。」
襟元から手を離し、彼女の元へと向かおうと思った瞬間であった。
ちゅんの腹部に、強い衝撃が走る。
男が、いつのまにか用意していたスタンガンでちゅんの腹部を殴ったのだ。
そしてそのまま、スタンガンのスイッチを押した。
「い……あぐっ……!!」
強く当てられた電気を放つその物体に、ちゅんもまた叫んだ。
iceよりも電気が強かったのだろう。彼女はそのまま床へと倒れた。
男は、はぁはぁと息を荒げながらも影に向かって言う。
「ご、ごめんなんだな。た、すかった。」
影は、男に首を横に振りながら無事ならよかった。という。
iceを支えるその手は細く、身体も痩せ細っている。
その姿は、iceもよく知っている人物の姿であり
今日の昼頃、水をこぼした人物張本人でもあった……。




「こ、こいつどうしよう。」
太った男が、気絶したちゅんの姿を指差しながら言う。
やせ細った男は、iceを支えたまま言った。
「……ほっとこう。僕らの目的は、iceたんだ。
 それに、早くしないと”あの人”が怒る。」
「で、でも追いかけてきたら…。」
太った男がおろおろしていると、突然やせた男のポケットから大きな音が鳴る。
その音に、やせた男と太った男は同時に青ざめる。
「ほ、ほら!!早くしないから怒ってるだろ!!
 さ、さっと運ぶぞ!!」
「あ、ああ……。」
やせた男は、iceの身体の向きを変えると姫を抱くような姿勢へと変える。
そして、そのまま出口の方へと走っていった。
太った男は、気絶したままの彼女を心配そうに見ながらその後を追っていった。




……彼女の携帯画面に、『送信完了』の文字が出ていた事も気づかずに。









続く。




※スタンガンについては、想像が含まれていますので突っ込みは不可で。



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Secre

プロフィール

myuu-0240

Author:myuu-0240
AnAnやQMA等、アーケードゲームに侵食されている

中身の日記です。

基本、色々だべっててまとまりはない←





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ここから


メール等はこちらからお願いします



myuu1268@yahoo.co.jp



カードデータ等はデータ参照で

An×Anのカードデータは>ここ

(2,20更新)





雑食が酷くなってる今日このごろ。どうしよう(ぁ)




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