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ある男と少女のささいなお話『作戦と決着 前 』




下の記事の拍手数にびっくり。
何気に暴走して書いた記事なのに…!!(最後とか最後とか最後とか)


とやかく、まずは拍手レスをば。
(追記)様、を付け忘れるなんてなんてご無礼を……。
     すんませんでした、土下座いたします。


(反転でどうぞ)

|ω`)ノシ様>

これで通じてしまう貴方が素敵です(ブラボー)

ありがとうございますーノシ
ぱぱさんとシャオは、二人きりになると基本こんな感じなのです。
シャオのキャラがあまりにも姐さんとかけ離れてたんで、かなり柔和してきてる事は
実は秘密だったr(爆破)



(ここまで)




さて、前回のささいなお話の続きです。
一応、向こう様のお話と繋がっておりますがこちら視点。という事で
色々追加されております、心境とか心境とか心境とか(笑)



何というか、色々申し訳ない的な話になっております。
関係者様には最大の感謝と、ブラボー(笑)を送ります。
これはこれで、大きな一歩になったの……かな?




では、見たい方のみ続きからどうぞ。
長いです。かなり長いです。
(全部載せようかと思ったけど、やっぱり一区切りつけます。はい。)
ひとつのキッカケ、ひとつの道。






子供の頃の僕は、臆病で泣き虫な人間だった。
いつも一緒にいた、僕の片割れの背中に隠れて泣いていた。
泣き虫なせいで、いじめられて。そして僕は泣いて。
その度に、いつも一緒にいる彼は怒って
「僕の大事な弟を泣かせるな。」と、いじめっ子に対してずっと怒っていたっけ。
小さな頃から、僕が大きくなるまで。
ずっとずっと、彼に守られて育ってきた。
双子として、そしてパートナーとして彼と一緒に。




大人になるにつれ、泣く回数も減ったけどまだ臆病な部分は残っていて。
表面(そと)では格好よく決めていても、やはり彼に甘える部分はたくさんあった。
甘える代わりに、彼がどんな仕事をしていても見て見ぬ振りをした。
それが、僕に彼に出来る事だったから、止めるなんて事はしなかった。
周りから彼の仕事に関して、彼を何故軽蔑しない。と言われても
それが彼の選んだ道だから。と軽く返す僕がいた。




「お前は僕の大事な片割れ、絶対守ってあげるから。」と
いつも、怯える僕に言ってくれた言葉。
記憶がなくなる前日も、その言葉を僕に残して去って行った。
記憶を全て取り戻した僕の一番印象に残っている言葉が、それだった。




不意に思い出したその言葉に、懐かしさを感じるよりも
格好つけやがって、という皮肉った気持ちが目覚めてしまった。
結局僕は、どこかで彼を突き放そうとしている部分があったのかもしれない。
せっかく守ってやってるのに。と思われるかもしれないけれど
大人になるにつれ、自分で自分を守らなければいけない。と気づいたから。
そして、奴もきっと……気づいていたのかもしれない。
あの事件はきっとひとつのきっかけだったんだ。僕らがお互いから自立する為の。



僕は臆病な人間だから、振り向かない。と決めた。
逃げているかもしれない。それでもいい。
奴も多分、あんな性格だから振り向かないと決めたんだ。
僕は、あの男の片割れなのだから。
同じ器に2つ入り、その器の中で育った仲なのだから。
奴が、振り向かない道を選ぶなら僕だって振り向かない。
……記憶を失って、守る物が出来たのだから。








過去は、振り返る時もある。


過去はつらいもの、悲しいもの、色々ある。
楽しい事ばかりじゃないんだ。過去は。
ましてや、暗い闇の中にいたとなると尚更だろう。





僕は、振り返らない。
そんな暇なんて、僕にはないんだから。










新たに決意を固めている最中、こちらです。と
襖の向こうから僕が協力を求めた『女性』の声がした。
正確に言うと向こうから協力させてくれ。と頼まれたのだが…
今はどうでもいいだろう。あとで言えばいいだけだ。
とりあえず、言い訳だろうが説明だろうが
聞いてみなくては分からない。それで僕の答えは変わる。
襖が開かれ、見慣れた姿を確認すると自然と腕は組んでいた。






……さぁ、聞かせてもらうよ、探偵君。
君がどのような答えをするか。をね。






目だけを自分の対となる場所へと写し、座りなさい。と小さな声で言った。
その声は、自然と低くなっている。僕らしくもない。
内心後悔している中、失礼します、と彼の声が聞こえる。
「面会の「ご依頼」をいただきまして…本日は、どのようなご用件でしょうか。」
探偵、としての彼の言葉が放たれる。
自分の態度は、明らか相手を圧迫している。それは分かっている。でも自然となってしまった。
震えそうな声に、そんな前置きはいらないよ。と言ってみる。
まずは手紙についての弁解をしなきゃいけないな。
「まずは、あのような手紙を送った事を謝るよ。
 …あれを書いたのはうちの一番格の女性でね。
 どうせなら、と調子に乗って書いたんだ。
 …本当は、ただ君に色々聞きたい事があるだけなのに。」
すまない。と軽く頭を下げた。…とりあえず落ち着かせないとな。聞くものも聞けなくなる。
「お気に入り」を傷つける事を、誰よりも許さない女性の事を頭の片隅に置いておき、
いえ…、とつられる形で相手も頭を下げるのを確認すると、最初の謝罪を終える。
「聞きたい事、とは何でしょう?」
相手の言葉には一度目を瞑り、心を落ち着かせながら…ゆっくりと語った。
さて、いざ話すと緊張するな。
でも、嘘なんていわせない。言おうものならこちらだって考えがある。
…『妹』の為にも、全て白状してもらおう。
探偵としての秘密。なんて言わせない。絶対に。




「…僕は、つい最近まで名前以外の自分に関する記憶を殆ど失っていた。
 ドラマみたいな話かもしれないけれど。だが、それが最近うちの義弟が
 ある人物に会った事で、皮肉にも全て思い出しちゃったんだ。全てね。
 
 記憶がなくなったのは、そいつも関連している。
 と思って、僕は記憶がなくなった原因を探してみたんだ。
 そうしたら、悲しき事に君らしき人物の名前が出てきた。
 …最初は、違うんじゃないか。と
 何度も確かめたけど、確かめる度に確信がついてしまってね。

 …まずは、その事について説明をお願いしようか?」




語った言葉に、相手の様子が変わる。
改めて見ると、何処か身体が震えている。
先程も若干そんな感じに見えたが、今は明らかそう見える。
……記憶が戻った事は、言うべき事ではなかったのではないか?
実際、僕は調査もしたが見たのは殆ど書類だ。
一番格の女性にちょっとお願いしただけなのに、色々な情報が与えられた。
何をしたんだ?と尋ねても教えてくれない。
彼女が何と繋がりを持っているのか少し怖くなった瞬間でもあった。
ヒトには言えない調査をしたのは明確。恐ろしい女だと思った。
「…その人物が、僕であるという証拠は、あるんですか」
そんな事を思っていると、彼から言葉が返ってくる。
彼の言葉にはそう来るか。と思ったが、怯むものか。
まぁ、当然だろうな。そんな事言ってもすぐに信じるとは思わない。
そう思っても、怯んだらここで終わりだ。ゲームセットになる。
……といっても、証拠品は今持ち合わせていない。だったら!




「…探偵さん、動揺しすぎ。声が震えてる辺りで、もうバレバレだよ。」




証拠品が今持ってないならば、こう言うしかない。
色々持って来たらよかったと後悔した瞬間だった。
そんな事言われても、と色々言われる覚悟はしている。
こっそりと持ってきた自白剤を、やはり使うべきか。と覚悟をしていた時だった。
彼はふぅー、と薄く息をつくと、視線を落として語り始める。
一か八かで取ってみた方法だが、どうやら成功したようだ。
バレないように心を落ち着かせて、彼の言葉を聞いた。




「確かに、貴方の…実兄…に関する情報を流したのは僕です。
 結果、あなた方は事件に巻き込まれ、離れ離れになりました。
 貴方は記憶まで失ったと、そう知ったときには益々申し訳なくなりました。

 謝罪します……許してほしいとは言いません。」




相手の語られる言葉に今更驚きはしなかったが、その表情は何処か暗い。当然だ。
こんな事を明るく語るような男ではない。もしそんな男だったら
真っ先に交際を止め、その心を持った事を後悔させるから。
彼には言えないが、僕自身も彼を非常に信頼している部分がある。
軽いような事をしない彼だからこそ、信頼できるのだ。
「…謝罪はいらないよ。君にも色々事情があるだろうし、
 記憶を失った事に関しては原因がどうであろうと、
 恨まないと決めているからね。僕はそんな愚かな人間ではない。」
ふん、と軽く鼻を鳴らして見せて、そう返した。
きっと、あの男もそう言うだろう。僕と血の繋がってるあの男なら。
もっと簡潔に……彼、いや奴は言うかもしれないけれど。




…それよりも僕が怒ってる根本的な理由は、それではないのだ。
「…で、君は。僕の記憶を失わせて兄ともバラバラになった事で
 気にして、『妹』がそんな自分とは付き合いたくない。
 とか落ち込んだから…連絡を絶ったわけ?」
自然と、言葉が早口になった。
…嗚呼、落ち着きがなくなるのがよく分かる。妹馬鹿の発言だ。完全に。
でも、連絡が経った後の彼女の凹みような尋常じゃなかったからね。
表面は笑ってても、やっぱり落ち込む事は多々あって
正直、見ていられなかった事もあったし。
「彼女がそう言ったわけではありませんが…
 共に暮らす兄の人生を壊した奴と、貴方なら関わりたいですか?」
自然と早口になった自分に多少後悔しつつ、帰ってきた問いには何となく納得はする。
確かに、自分だって関わりたくない。
でも実質、奴のやっている事を考えたら、もうその時点でアウトだ。
無論、そんな事で怯んだり、落ち込んだりするはずもない。




いつものペースで、目の笑わない笑みを浮かべながら言う。
「まぁ、確かに普通だったら関わりたくないよねぇ。事件に巻き込まれるの嫌だもんねぇ。」
ニコッと笑ってみせるが、一気に目が鋭くなった。
「…妹の事、馬鹿にしてる?そんな事で怯むような子じゃないんでね。」
「そうじゃありません、でも……」
彼が続ける前に、僕はきっぱりと言い放った。
逆に、僕が驚いたぐらいだ。この作戦を実行する前のあの言葉には……。




「あの子は何処か馬鹿でね、そんな男でもいい。だって言ってた。…愚かだよ。」




最初、自分も信じられなかった。
もし、彼が過去に酷い事をしたとしても君は愛せるのか。と問いただしたら
それでも、私は「彼」自身が好きだ。とまっすぐな目をして言ったあの日。
心底驚いたのは言うまでもない。
「……。」
暫く黙る目の前の彼、部屋に沈黙の時が訪れる。
衝撃的だったか、彼の顔は怯えというより驚きの顔が見える。
僕は、そんな彼をじっと見つめるだけだった。





――――後半に続く。





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