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昨年の君に、さよならを(AnAn短文)



何というか、今年も早い事であとちょっと。
年末大晦日短文送ります。
何でこいつらなの。と言うのは
最近はうちの子らばっかりなので、たまに協会員でも。



……ひっさびさに書くから、書き方忘れてます。(ぇ)
あ、ロビマリですよ。









去年の、素直じゃない私にさようなら。



今年の、素直な私にこんばんわ。



そんな自分に、なれたらいいのに。と。



そう願ってみるのは、酷でしょうか。







大晦日。雪は降らぬ夜。
今年も、あと少しで終わる夜。
下で、お母さんと妹が紅白を見ているのだろう。きゃーきゃーと騒ぐ声がしている。
大掃除で疲れているはずなのに、元気な人達だわ。
お父さんもお父さんで、テレビに釘付け。アイドルが出るのを楽しみにしている。
我が家は芸能ミーハー一家だから、仕方ないっていったら仕方ないのだけど。




私は言うと、目の前にある問題集に目を通している。
来年は受験。と言うひとつの壁が迫っているのだから。
今のうちに、分からないところは復習しておかないと。
そう思っていても、ノートを書く手は進むどころか、止まっている。
気休めにいれたココアも、いつのまにか湯気は消えて冷めてしまった。
結局は、問題集は開いているだけ。ノートは出してみただけ。と。
集中なんて、出来もしなかった。
……別に、下が五月蝿いから。と言うわけではないのだけれども。




アイツと絡んでいたせいかな。
いつも、昼間は授業のサボりがちなあいつを追いかけて、
夕方は協会のバイトで、自分の勉強に手がつかない事もあって
そのせいか、今年の学期末に渡された成績表を見て、落ちこんてしまった。
いつもは満点取れてる数学は、少し落ちているし。
苦手な英語は、何とか半分以上は行っている。という様子だ。
それでも、先生は「若干落ちたけど、やっぱりお前は優等生だな。」と
苦し紛れに、慰めてはくれたけど。
正直、嬉しくはなかった。……肝心のアイツは、成績が下がるどころか
全く変わってはせず、むしろよかったから。




思えば、アイツと絡んでロクな事はなかった。
クラス委員だからって、先生から「連れ戻して来い。」なんて言われて
当然つかまるはずもなく、追いかけて学校中走り回る事も日常茶飯事。
バイトに入った協会でも、遠慮なんてするはずのないアイツの態度に
ボスの前で、アイツと一緒に頭を下げる事なんて日常茶飯事。
(しかも、最近バージョンアップしてから余計に酷くなったような気もする。
 軽く、反省文も書いたわよ。何枚もね!!)
お前、勉強大丈夫なの?と言われたときは本気でキレたわね。
あんたのせいよ!!と、思いっきり蹴ったのを覚えているわ。
……ぶっ飛ばされて、その時持ってたジェイコブスさんの手作りケーキにアイツの顔が激突して
大目玉を食らった時は、申し訳なかったけれども。ね。
(その時は流石に土下座したわ。ジェイコブスさんの顔……本当に般若だったもの。)





思い出すだけで、腹が立って来た。
乱暴に問題集とノートを閉じると、机から離れてベッドに飛び込んだ。
ぼふっ。と言う大きな音が、部屋中に広がった。
……ああもう、今年は散々な年だった。
平穏無事な生活を送れると思ったら、これなんだもの。
普通に勉強して、立派な大学に合格して。
そして就職して、素敵なお婿さんをもらって結婚して。と。
そんな、理想的な道を目指していたのに。
ほとんど、壊されたような気もした。アイツのせいで。
……楽しくないの。といわれたら迷うんだけれども。
それでも、何だか悔しさは否めなくて。




そんな自分の気分をさえぎるかのように、響く携帯の音。
うつ伏せで寝転がったまま、聞きなれたメロディーが流れる携帯を取る。
画面を見て、思わずため息をつきたくなる。
このまま、出ずに切ってやろうか。とも思った。
でも、自然と手は携帯を開いて、着信ボタンを押している。
何でだろう。自然と断れない自分がもどかしい。
そう思いながら、携帯を耳にあて、電話に出る。
「何よ。」
ちょっと、機嫌の悪そうな声で答えながら。





『何よって、その反応は酷くねぇか。』
電話の向こうで、聞き慣れた声が返ってきた。
私の反応に、少し気分を悪くしたのか声がちょっと不機嫌になった。
「勉強の邪魔をするからよ。タイミング悪すぎ。」
『邪魔って、どうせ問題集広げたまま見てただけだろ?
 お前って、そういうところあるし。』
わざとらしく、迷惑。と言っているのに、帰ってきたのは図星な言葉。
思わず、言葉をつぐんでしまった。何で、分かるんだろう。
『図星。か。
 だろうな、だって勉強中に電話してたら、シャーペンの音してるし。』
「……む、だったら何なのよ。 
 勉強してないから、何だと言うのよ。」
むかつく、余裕ぶっているその言葉。
自然と、言葉が荒くなってる。コイツと電話をするといつもコレだ。
本当は、ちょっとだけ嬉しかったのに。馬鹿みたい。
そんな私に、奴は別に変な意味はないんだがな。と言って。
「いや、暇ならさ。ちょっと外でないか?ココア奢るぜ。あとちょこまんも。」
……何を言ってるのか、よくわからなかった。
寒い中、もうすぐちらほら雪降るらしい極寒の中……外に出ろと?
「何か用でもあるの?」
『別に、ただの気分だ。』
「気分で呼ばないでよ。不愉快だわ。」
『そう言いなさんなって。
 それに、もうすぐお前ん家に着くし……いいだろ?じゃあな。』
「え、ちょ、まっ……!!」
奴はそれだけ言って、有無言わさずに即効で電話を切った。
困惑している私を放置して、いつものことだけれども。






「……もうっ!!何なのよ!!」
電話を乱暴に閉じて、怒りまかせにベッドに向かって携帯を放り投げる。
むかつく、むかつく、むかつく!!
人の意見を聞かないのは分かっているけれど、やっぱり腹は立つ。
でも、体は自然とクローゼットに向かっていた。
今はまだパジャマにも着替えてないし、普通の服を着ているだけ。
ちょこまんは私の好物だし、奢ってくれるなら。と。
完全に、奴のペースに巻き込まれている事が分かっていても
自然と、体は動いている。
白と黒のチェックのスカート、黒いセーター。
靴下はニーソックス履いてるから、大丈夫かな。
「……まぁ奢ってもらって、それだけで帰ればいい話よね。」
そう考えて、クローゼットから白のコートと手袋を取り出し、着用すると
鞄に携帯と財布をいれ、そのまま部屋から出た。
途中、偶然出くわした妹にニヤニヤされたけれど。……余計な事をしてくれるわ、本当に。







「お、来た来た。」
家から出てすぐの公園のベンチに、奴はいた。
手にはコンビニの袋、寄ってきたのかしら。
黒いコートに、濃い青のマフラー。手袋は当然として耳あても。どんだけ寒がりなのよ。
ため息をわざとらしくつきながら、私は奴の方へと向かう。
「ほら、隣座れ。約束のブツは渡すからよ。」
ちょいちょい、と私に手を振って隣に座るように催促する。
隣には座るけど、少し離れたように座る。わざとらしく。
それは分かっているらしい、奴は何も催促はせずにココアの缶とちょこまんを渡す。
「出来立てらしいぜ、きっとうめぇぞ。」
「……それはどうも。」
軽く返事を返して、缶とちょこまんを受け取る。
その時の奴の顔は、何処か嬉しそうだった。私は不機嫌のままなのに。
本当に、自分の気分だけで行動するんだから。
そんな私の考えとは露知らず、奴はもう1個のまんじゅうを取り出し、食べ始めた。
ピンクの色がほんのりと温かそう。いちごみるくまんである。
……それも、一口食べてみたかったんだけど。なんて言えるはずない。





一度、奴から目線を逸らすと、私は手に持っているちょこまんを口に含んだ。
ほんのりと広がる温かいチョコレートの味に、幸せを感じる。
自然と、顔がほころんだ。
勢いよく、そのままなくなるまで食べきってしまいそうだった時、
そんな私を見ていたのか、ちらりと奴の方を見ると何処か嬉しそうで。
不意に見られた表情に、思わず顔が赤くなるのが分かった。
「……何よ。」
「いや、幸せそうに食べるんだなって。買ってきてよかった。」
そんな奴の言葉は、何処か優しげで。
思わず、むすっとしてしまった私は、顔を逸らしてしまう。
「当たり前よ。何も奢ってくれなかったら来てないわ。」
「ありゃ、そうか。まぁそりゃあそうだわな。
 来てくれたらくれたで、俺は嬉しい限りなんですが。」
「……私は、そんな甘い女じゃないわよっ。」
奴の言葉を乱雑に返しながらも、
そのまま、ココアの缶を開けて勢いよく飲む。
当然、ココアの中身は熱い。というのは分かっているのに、熱さに思わず口を押さえた。
かろうじて零してはいないけれども、正直危なかった。
「あーあ、ほら。慌てて飲むからだって。」
笑いながらも、奴は私の手をそっと外し、顔を自分の方へと向ける。
慌てさせたのは、あんたでしょうが。そんな言葉を言う余裕もなく。
口の熱さと、近づいてきた奴の顔に、思わず顔は赤くなった。





「マリアは面白ぇな。そんなとこ。」
とくん。と、名前をいわれて、思わず胸が高鳴る。
いつもはいいんちょ。とかそんな事しか言わない奴に
名前を言われて、高鳴る自分も可笑しいとは思うけれど。
「面白くないわ。ただ熱くて悶えただけよ。」
「そこがおもしれぇの、俺にとっちゃあ。」
拗ねたように言う私に、奴は苦笑を浮かべた。
可愛い。出会った頃は絶対言わなかった言葉。
逆に素直じゃねぇな。とか可愛くねぇなんて言われまくって。
そのたびに、キレて。泣いて。ひっぱたいて。
最近は減ったけど、最初の頃はそんなことばかりしていた。
誘われても、こうやって来るはずもなく(というか誘われなかった)
酷い喧嘩ばかりする、そんな私達だったのに。
奴の口から出る言葉は、冗談まじってる。と言う事も分かってる。
分かっているけれど、分かっているのに。
……結局は、流されている私がいて。
嗚呼もう、一体なんなの。このモヤモヤ。
早く帰って、勉強して気を紛らわせたいわ。






素直になれない私が出す答え、それは胸を押して奴から離れる事。
思わず奴はバランスを崩しかけるも、何とか耐えた。
「ったく、突然呼び出してこれだけ?
 用件も何もなくて、食べるだけだったら帰るわよ。私。」
「あ、ちょっ待てよ。これだけじゃねぇよ。」
奴は立ち上がって帰ろうとする私の服の裾をつかみ、引き止める。
もうちょっとだけ待って。とちょっと困ったような笑みを浮かべて見せる。
そんな奴の笑みに、断りきれるはずもなく
私はただ、ため息をついてその場に座ったままでいた。
他愛もない理由だったら、すぐに帰るつもりだった。
「もう、何なの。やるならやるで、さっさと……。」
してよ。と言おうとした時だった。
突然、肩をつかまれ引き寄せられた。
「ちょ、一体何すんのっ……!!」







    パシャッ!!







驚く暇も、何かを言う暇もなく、シャッター音とフラッシュの光が響く。
奴の私を支えていない逆の手には、ひとつの携帯が。
さっきのシャッター音は、携帯のカメラの音だとすぐに理解できた。
でも、何故彼は写真を?
意味がわからぬまま、携帯の画面を見て満足そうに微笑む彼を見る。
「うわ、お前面白い顔になってんぞ。目が点になってやんの。」
「な、何ですって?!」
急いで奴の手から携帯を奪い取ろうとするが、奴はそんな私の手を掴みながら
慌てるなよ。と言い、私に携帯の画面を見せた。
そこに写るのは、満面の笑みを浮かべた奴と驚いた顔の私。
こういう時に限ってブレる事もなく、ピントもちゃんと合っている。
その写真を見て、また思いっきり顔が赤くなってしまった。
しかも最高画質。何でこういう時に限ってベストショットなのよ!!
「け、消してよこんなの!!恥ずかしいじゃない!!」
何度も携帯を取ろうするけれど、簡単にかわされてしまう。
そんな私の様子を楽しみながら、奴は何事もないかのように携帯のボタンを押す。
「保存かんりょー。あとでお前の携帯にも送ってやるよ。
 ……あ、でもサイズ対応してっかな。お前の携帯ちょっと古いし。」
奴は、私の事をある程度無視しながらもブツブツ呟いている。
いきなり引き寄せられて、何されるかと思ったら……本当に。
意味が分からない。何で奴と写真なんて撮らなきゃいけなかったんだろう。
「……っ、いらないわよ!!そんなおかしな顔になってる写真!!
 ただ写真が撮りたかっただけ?だったら、ロップルとかに頼めばいいじゃないの!!」
顔が赤いまま、携帯画面に夢中の奴に怒り任せに怒鳴った。
意味の分からない奴の行動に、ただ怒鳴り散らすだけの私。
もう、今年の最後の最後までこんな事を言うなんて
モヤモヤが溜まっていて、どうしたらいいかわかんない。
どうして、どうしてモヤモヤが溜まるんだろう。



そんな事で悩んでいる間に、携帯を閉じた奴は一言。こう言うだけだった。





「だって、今年お前と一緒に撮った写真。なかったから。」






理解、不能。
どういう事よ。と言おうとした矢先、奴は続ける。
「ロップルとかココちゃんとかは、修学旅行の時に撮ったけどよ。
 お前と写真撮れなかったし、今年ももうすぐ終わるから
 記念に、撮れねぇかな。と思って。
 本当は笑ってる顔とかとりたかったけど、お前が俺の前で笑う事はないだろうから。
 ちょっとだけ、驚かせよう。と思ってな。」
そう言って、奴はニカ。と歯を見せて笑った。
これで満足した。というかのように。
私自身は、満足なんてしていない。って言うのに。
「悪かったって。突然撮った事はさ。
 嫌なら、すぐに消すしよ。だから……な?」
奴の笑顔が、少し困ったようなものに変わる。
そんな顔、向けないで欲しい。
突然呼び出されて、写真撮られて、そんな事言われて
どうしろって言うのよ。どんな反応をしろ。って言うのよ。
「……。」
でも、ただひとつだけ言いたい事はある。
震える唇で、たどたどしくだけど言う言葉。
正直、私の口から出る言葉ではないかもしれないけれど。
自然と出たんだから、感謝しなさいよね。と。
ぐ、と奴の肩を掴んで、下を向いてこう言った。





「……どうせ撮るんなら、ちゃんと撮りなさいよ。
 あんな顔の写真、皆に見せられないでしょ。馬鹿。」





顔なんて、見れるはずない。
本当は嬉しかったなんて、言えるはずがない。
素直じゃない自分が、嫌いだって事は分かってる。
今は、これがアンタに見せられる精一杯の「素直」なんだから。





それを、分かってる。というように
奴は、下を向いたままの私に向かって笑顔を向け
「承知しました。」と、言った。
口調は、冗談っぽくにしか聞こえないのだけれども。
……分かってるんだか、分かってないんだか。その言葉。
今は、信じてあげるわよ。今だけ。
素直じゃない自分は、この年でさよならにしたいんだから。
来年も多分、素直になれるかどうかは分からないんだけど。
今だけは、素直にならない自分でいたいから。










去年の、素直じゃない私にさようなら。



今年の、素直な私にこんばんわ。



そんな自分に、なれたらいいのに。と。



そう願ってみるのは、やはり酷でしょうか。









……酷じゃ、ないよね。きっと。








「なぁ、これ待ち受けにしていいか?
 見せびらかすわけじゃあないけど、一応記念って事で。」
「嫌。(キッパリ)」
「じゃあ、ボスに送ったりしてもいいか?あとカッパーさんとかにも。」
「…………(ブチッ)」





前言撤回。やっぱり奴には素直にならない。絶対に。






―――――――――――――――



微妙に調子悪いです、やはり普段文打ってないと
しょっちゅうのリハビリが必要ですね。うん。
というわけで、今回のシメはロビマリです。
奴らのイメージは楽観的子供×真面目ツンデレなんですが
何というか、ロビンソン勝手すぎ。唐突すぎ。
リアルでこんな男いたら、自分は嫌ですが(ぁ)
多分、私的設定ロビンはマリア相手じゃないと、こんな事しないと思います。
マリアが素直にならないから、こういう事を実行するのですよ。という話。



……しかし、何だろうなぁ。この子供ップルは。
マーレイと違ってほんわかしてないので、どうも行動が子供になりがちです。
これでも、まだ高校生なんだぜ…?(待て)


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Author:myuu-0240
AnAnやQMA等、アーケードゲームに侵食されている

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基本、色々だべっててまとまりはない←





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カードデータ等はデータ参照で

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雑食が酷くなってる今日このごろ。どうしよう(ぁ)




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