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結末の時を(コラボネタ2/ちょっとだけ修正)




 ……うん、いつだったかな。
 とにかくこの前書いたコラボネタの続きです。
 こっちサイドの続きです。滅茶苦茶遅刻してますが。
 


 そして、また無駄に長いです。
 とりあえず、土下座の準備はいつだって出来てますぜ!!
 ほんっとーに、色々とすみませんでしたぁぁぁぁ!!!




 前回の記事はこちらから。









  このしあわせ、どんなふうにひょうげんしたらいい?









 ―――――side ice.












 ――お店の掃除の日。慎さんがいませんでした。
 何だか、突然お客さんが入ったからその人とお話するって言っていたけど。 
 とーまさんが、「突然すぎるんだ……。」と愚痴をこぼしながらも、厨房の掃除をしています。
 私も、そのお手伝いをしながら仕方ないですよ。と軽く返しました。
 誰なのかは、気になっていたけどあえて聞きませんでした。
 とーまさんや姐さんは……知っているみたいだけど。
 聞いちゃったら、ちょっと悪いかな。と思ったから。






 暫くして、予定の時間をすぎても帰ってこない慎さんに
 とーまさんがしびれを切らして、呼んで来い!!と私に言いました。
 どうせ自分の言う事は聞かないからな。といってひとつ、ため息をつく事も忘れずに。
 相変わらずなんだなぁ。とそんな事を思いながら、私は俺も手伝う。と言って来てくれた
 ぱぱさんにモップを渡して、店員専用の部屋へと向かいます。
 あ、ちょっとエプロンとか汚れちゃってる……まぁ大丈夫かな?
 お客さんといっても慎さんのお客さんだし、多分許してくれるでしょう。
 それに、ついでに休憩もとってこい。って言われましたしね。
 せっかくだから、残しておいたアップルパイでも食べようかな。紅茶とかもいれて、ね。






 店員専用の部屋の前についたら、扉の向こうから話し声が。
 何を言ってるのかは分からない。 止めてもいいのかな?
 でも、止めないととーまさんがうるさいし、アップルパイ食べられないし……。
 「慎さーん、とーまさんがそろそろ人手足りないって怒ってるんですが……。」
 自然と、その声もあせっているように感じた。
 いや、だってとーまさん怒ると怖いですし、早く言った方がよかったかな。と思ったんですもの。
 とりあえず、扉を数回ノックして部屋にいる慎さんに語りかけました。  
 その後、扉の向こうから今すぐ行くからー。と慎さんの声が。
 ……何かしら、ドタバタしているのは気のせいでしょうか。
 首をかしげながらも、とりあえず待ってみよう。と思い扉の前で待ってみる。
 いや、突然あけて邪魔するのもどうかしてるし……別にいいですよね?
 





 暫くして出てきた彼に「お客さんの相手をしてあげて。」
 と一言だけ相手に残して去った『兄』という存在の彼……慎さんに言われて
 少しだけなら大丈夫かな。と笑顔でうなづいて言った後、出会ったのは自分が憧れ……惹かれていた男性の姿。
 「え、え?!えぇぇ?!」
 思わず、変な声が出てしまいました。目もまん丸です。
 何で、何でここにいるんでしょう。
 お客さんって、彼の事だったんですか?!
 だとしたら、何で言ってくれなかったのか。と思わず頭の中でぐるぐると。
 そんな私を、彼は呆然とした目で見ている。
 先程まで廊下の掃除などをしていたせいで、多少汚れた顔と制服。そんな姿を見られて驚かないはずがない。
 慌てて隠そうとするも、今更隠すものなんて何もない。彼に会うときは綺麗にしておこうと思ったのに。
 ――とりあえず、謝らなければ!!
 「え、あ、えっと。ギリジンさん?!ご、ごめんなさい。
  こ、こんな格好で……えっと、情けない格好ですみません本当に!!」
 何度もペコペコ頭を下げて、彼に謝る。
 ああ、本当に情けない。本来ならもっと綺麗な格好をしてお話したかったのに。 
 ふき掃除とかしていたせいで汚れた制服、そして顔。
 休憩時間に、ちょっと着替えようかとも思っていたから何という偶然…というか驚き。
 「え、い、いやいや! 疲れてるのにごめんね?!気にしないでいいから…!
  iceさんは今、時間大丈夫なの?」
 彼はそう言ってくれたけど、この状態を気にするな。と言われて気にしない事なんて出来ません。
 とりあえずハンカチで顔でも拭こう。と思うにもエプロンのポケットを探すがハンカチがありません。
 ……ふと思い出すと、先程ご飯を食べた時にテーブルにおいてきてしまったのを思い出しました。
 恥ずかしい。そのせいか顔は真っ赤に染まってしまいます。
 それでも、時間は大丈夫か。と聞かれた相手の言葉には慌てて首を振って答えます。
 「え、いや大丈夫ですよ?私全然疲れてませんし。掃除もあとは慎に任せた方がいいとか言ってたんで
  もう、今日はほとんど……。」
 多分。もう掃除もほとんど終わってたし呼ばれる事も少ないとは思いますが。
 少し考えたけど、とりあえず大丈夫だ。という事を伝えました。
 説明口調になっているが、なんとか笑顔は作っている。
 せっかく久しぶりに会えたのに……こんな格好悪い姿見せたくなかったな。と密かに思いました。
 彼と次会うときは……目一杯おしゃれして、可愛い格好で会いたかったから。
 「そうなんだ……それならよかった。
  いや、ほんと急に来ちゃってごめん。実は今日…。」
 どうしたものでしょうか。と何度も何度も考えながらも返って来た相手の言葉には、
 我に返り、とりあえずはい。と簡単に返事を返しました。
 「え、いや。大丈夫ですよ。こちらこそこんな姿で…。」
 そんな事を言いながらも、せめて顔だけはどうにかしないと。と思いつつ
 その前にお茶とかも出さなきゃ。と考えてる事はごちゃごちゃで。
 謝った相手の言葉には首を横に振っていましたが、止まった言葉には思わずきょとん。としてしまって。
 「……今日?今日がどうか……しましたか?」
 あれ?そう言えば何だか様子が可笑しい?
 そう言えばさっき部屋に入る前、ちょっと奥が騒がしかったし。何か言われたのでしょうか?
 心の奥底で、何か不安になるのを感じました。
 「…は、帰り際にお手洗いを貸してもらおうと思ったんだけど、場所が分からなくて
  間違えてここに来ちゃって…慎さんに教えてもらおうと思ったんだけど
  聞きそびれちゃったんだ。悪いんだけど、ちょっと案内してもらえないかな?」
 間違えてここに来た。と聞いてなぜここまで来たのか。と色々疑問は浮かびました。
 でも、迷ったのなら自分としては、まず案内すべきだろう。と思いました。
 顔も拭けるし、一石二鳥かもしれなかったので。
 「……それから、折角だからちょっと話したいこともあって、ね。」
 付け足したその言葉の意味は、更に引っかかったけれども。
 「あ、はい。分かりました。案内しますね?」
 勿論、いつものように笑顔を見せる事も忘れません。ちゃんと案内する事は大事だ。と言われましたから
 話したい事が気になりましたが、まずはお手洗いに行く事が先決ですしね。
 とりあえず、扉をあけ、こちらです。と言ってお手洗いの方へと向かっていきます。
 ……何か、したのかな?と、若干の不安も抱きながらも。
 ありがとう。という礼が聞こえたけど、色々考えていたせいでそれどころではありませんでした。
 どういたしまして。と言わなきゃいけなかったのに。
 そんな後悔を感じながらお手洗いに着く。その場所につくと彼は足早に入っていった。
 「さっきもちょっと言ったんだけど…伝えたいことがあるんだ。」
 できれば、2人きりになれる場所で。と、声のトーンを少し落としてその言葉を残し。
 何だろう。と、去っていった彼を見送りながらも、自分も隣の女子用の方に入りました。







 ――顔を洗ってあらかたの汚れはとりました。
 でも、鏡に映るその顔は何処か寂しさを感じます。
 彼に会えて嬉しいはずなのに、どうして?
 短冊にも書いたでしょう?あの人を支えられますようにって。
 勝手な願いだと、書いた後に後悔したのを覚えています。 
 会いに来てくれて(勝手な考えかもしれないけど)嬉しい。と思って舞い上がってからの行動。
 「それだけ、嬉しかったんだろう?だったらいいじゃないか。」
 ……ふと、慎さんに言われた言葉を思い出しました。
 恋するのはいい事だ。と、家族の皆は誰も何も反対はしませんでした。
 ふられたらふられたで、それも経験だって。
 何も言われてないのに、何を考えてるんでしょうね。
 全く。私ってば……ね。



 



 ……彼の伝えたい事が、気になって仕方ない。
 嗚呼、駄目。私どうかしている。
 期待しちゃってる私がいる。そして聞きたくない。と思ってる私がいる。
 でも、今はとにかく笑顔でいなきゃ。
 彼の知っている私は、笑顔の私だから。
 不安な顔だけは、見せたくないの。
 そうですよ。不安になってばかりの私なんて私じゃないでしょう?
 鏡の前の私に、何度もそう語りかけて。微笑む。
 とにかく出来るだけ、二人きりになれる部屋に案内しなくちゃ。と。
 今度は何だろう。と疑問は途切れぬままだったけれども
 でも聞くのも酷だし……と、相手の言葉にはわかりました。と返しただけですし。
 最後に鏡の前で無理やり笑顔を作って、私はお手洗いを後にしました。
 その無理やり作った笑顔の、空しさは凄く感じたけれども。









 ――とは言うものの、やはりさっきから何を言われるか分からず心臓が高鳴っています。
 とりあえず仮眠用の部屋へと案内しました。この部屋は元々店員の仮眠用に元店長が作ったのですが
 結局使わずじまいで……何で作ったんですかね?とたずねても慎さんは
 君は知らなくてもいい。ときっぱりと言い放って教えてくれませんでした。
 「……えっと、ここなら滅多に使わないし、皆掃除してるから……暫く、誰もこないと思います。」
 扉を開けると、そこには簡易なベッドが2つと机がひとつ。
 本当に、何のためにこの部屋を作ったんでしょう。よく分かりません。
 (今も、正直私には誰が使っているのか不明ですし)
 部屋を見てもらいここでいいですか?と尋ねます。
 「ありがとう。…ごめんね、変なお願い聞いてもらっちゃって…。」
 返事が返ってきて、大丈夫ですよ。と軽く返します。
 ……でも、頭の中は話の内容が気になって仕方なくて思わず口走ってしまいました。
 「……あのっ、私に伝えたいって事……何なんですか。」
 嗚呼、私の馬鹿。何言ってるんですか。
 いきなり尋ねるなんて失礼じゃないですか。少しは待つって事を覚えないと。
 彼をあせらせちゃあ、駄目なのに!!
 後悔が頭の中をめぐり、現実からそむけたくなった。
 そんな彼は、うん……。と言うと姿勢を正すと私の方に向き直り、そのまま私の目を見つめました。
 何かしたか。何をしたのか。ずっとその事が不安で仕方がない。早く答えが聞きたかった。
 胸の鼓動が更に高鳴ります。ぎゅ。とエプロンの裾をつかみながらその言葉を聞きました。
 彼の言葉を聞く必要が、今はあるから。









 「――あの日、全国対戦で会った日から……ずっと、好きでした。



  こんな僕でよければ、付き合って下さい。




  ……お願いします。」









 そう伝えると、彼は深く頭を下げた。
 当の私は、最初はその言葉に信じられず頭が真っ白になりました。
 これは、現実?それとも夢?
 だって、その言葉はずっと、夢で見ていた……言葉で。
 その言葉に最初は言葉も出ませんでした。驚きと、嬉しさで。
 胸がいっぱいで、言葉を出す余裕なんてありません。
 彼の口から出た言葉に、顔が、不意に赤く染まりました。
 その言葉と動作に偽りなんてないのは……自分でも分かりました。
 偽りなんて疑う必要も、ないんですけどね。
 私だって、初めて会った時から……ずっと、気になっていたのですから。
 と、その言葉を言おうとしたけど出なくて、出てきたのは……一粒の涙。
 そして返す一言は、もう分かっています。









  「……私も、貴方が……好き、でした……。
  


   (支える人に、なれたらと……ずっと、願っていたから)






    宜しく、お願いします……。」
  







 精一杯声をあげていった言葉。かすかに涙声になっているのが悔しい。
 嗚呼、さっきから格好悪いな。私。
 久しぶりに会ったら掃除で顔も服も汚れてたし、突然あんな事尋ねちゃうし。
 とどめには、涙まで流している。本当に格好悪い。
 嬉しさと、そんな自分から涙は止まらなくて。
 精一杯に出した言葉、それは途切れ途切れで彼に伝わったのか少し不安になったけれども
 涙をぬぐうように自分の頬に触れたあたたかい彼の指に、胸は更に高鳴るばかでした。
 収まる事をしらぬその鼓動は、彼の顔を見ていると、収める事なんて出来るはずがありませんでした。
 自分に向けたその笑みも愛しくて。
 相手の指には自分の雫がつ…と伝う。嬉しさからの涙は止まらなくて。
 「ご、めんなさい。変な所見せちゃって可笑しいな……嬉しいのに、涙止まらないんです。
  嬉しいから……止まらないんでしょうか。」
 笑わなきゃ、泣いてばかりなんて失礼なのに。
 そう心で分かっていても、止まらぬ涙に自然と言葉が途切れてしまいます。
 「ううん、変なんかじゃないさ。謝る必要なんてどこにもないよ。
  …僕も、嬉しくて仕方が無い。」
 優しい彼の言葉に、心からの安心が訪れます。
 先程までの不安はどこに行ったのだろう。今は幸せ。と言う言葉が心の中に満ち溢れていて。
 エプロンを掴んでいた手をゆっくりと離し、手を胸におきました。それだけでも非常に鼓動が伝わってきていて。
 「変じゃない。ですか?……よかった。」
 ふわりと安心したような笑みを浮かべます。本当に、彼の言葉には心から安心出来る。
 好きになってよかった。と心から感じさせられるその言葉。
 そして、涙をぬぐっていた手が不意に自分の肩に置かれて、一瞬不思議そうに相手を見つめましたが
 その意味が分かって、鼓動は最高潮に高まり、顔はほんのり赤く染まりました。
 ……抵抗なんて、するはずがありません。
 



 


 ゆっくりと彼の顔が近づいてくると、自然とその瞳は閉じられて受け入れる態勢に。
 今まで触れられた事のない自分のそれ。
 それが彼の柔らかく…温かい唇が触れると胸が大きく高鳴りました。
 頭が上気しすぎて、どうにかなりそうなほど。
 ……暫くこうやってキスしていたい。と願いました。







   あえて、それは彼には言わなかったけれども……とても、幸せでしたから。


   それだけで……幸せでしたから。







 長く、そして優しく過ぎていく時間に名残惜しさすら感じられました。
 せっかく、結ばれたのだからもっと温かさを感じていたかったし、もっと幸せな気分に浸りたかった。
 離された後、思わず頬が一気に赤く染まりました。
 どれだけ長くキスしてたんだろう。と考えたら余計に。です。
 それでも、嬉しくて笑みはこぼれる。本当に幸せだなぁ……と思っていた、矢先でした。
 「(……惜しいなぁ。うーん、このままいっちゃえばいいのに……。)」
 聞き覚えのある声に、染まった頬が一気にさめるのが分かりました。
 「(……気持ちは分かるけど、彼にはまだ無理ね。これでも頑張ったほうじゃないかしら……)」
 もうひとつ、女の人の声も。この声は初めて聞きますが
 とりあえず分かっているのは、今までの会話やら……全部聞かれていた。と言う事で。
 ぼそぼそと伝わる声に、思わずその方向を見ます。声は扉の方から聞こえてくるのが分かりました。
 「(うーん、これからもちょっとずつ押していった方がいいのかなぁ。いや、でも彼らのために自然と……)」 
 相手から離れ、恐る恐る扉を……いや、思いっきり扉を開けてみると
 そこには『兄』と見覚えのない綺麗なお姉さんの姿が……。
 「……何、してるんですか?」
 その声は、少し低くなっています。
 「楓さん……こんなところで何してるんですか……?」
 隣にいるのは、楓さんと言うらしいその人。
 とても綺麗な方で、素敵で……と、そんな事を言ってる場合じゃない。
 なぜ彼らがここにいるのか。色々聞きたい事がありました。
 でも、まず言いたかったのは。
 「いやぁ、兄的存在と言うもの。やっぱり妹のことが心配になっちゃってさ……別に、悪気とかはな」
 い。と彼がいおうとした瞬間でした。
 どこからともなく出したモップで、彼のすぐ横の壁にゴッ!!と音を立てて突きつけました。
 そう、まずは……!!!!








   「……ひ、との恋愛を覗き見なんて……ふでぇやろうですぅぅぅぅ!!!!


    あれだけ駄目だっていったのに!!慎さんの馬鹿ぁぁっ!!」








 そしてそのまま、怒りまかせにモップを彼の額めがけて振り下ろしました。
 そのモップは見事額に当たり、彼は彼で……じょ、冗談なのに……と、そのまま気絶してしまいました。
 当然の報いです。人の恋愛を覗き込もうとするのですから。
 あれだけ、私やとーまさんから駄目だ。と止めていたのに。
 この人は、こういう所があるから困るんです!!
 自分の楽しくなる事なら、何でもやるんですから。
 まったく!!ギリジンさんや楓さんも見ている前で
 失礼きわまりな……いで…………。









 「えぇと…ice、さん……?」
 モップで自分の兄を成敗した後、彼の声でふと我に帰りました。辺りを見回すと自分の兄の倒れている姿。 
 そして震えている彼の姿も。……楓さんに似た自分の『姉』的存在のアドバイスどおりにやったのだけど
 まさか、怯えさせるとは思わなかった。
 私の悪い癖、それは我を忘れるとモップを振り回して相手を気絶させるまで攻撃する事。
 勿論、自覚はしている。かれこれそれで気絶させた事も何度かあるから。
 それだけは、彼に見せないようにしていたのに。私ったら何をしていたのでしょう。
 軽く涙目になりながらも、震える彼には何度も謝って。
 「え、えっと……ごめんなさい。思わず我忘れちゃって……わ、私……本当にごめんなさいぃっ!!」
 頭を何度も下げて謝る。とにかくギリジンさんに被害がなかったのはよかったけど
 これで、告白取り消されたらどうしよう。なんて不安もまたよみがえってきて。
 止まった涙も、また溢れそうになりました。
 「いや、いやいやいや別に僕は構わないんだけどさ。
  その言葉は…慎さん…に、言ってあげたほうがいいんじゃないか、な;」
 彼はそう言いましたが、そんな必要は全くありません。
 謝っている間に、後ろで何事もなかったかのように起き上がってるんですから。
 「……えっと。だから言ったんだよ。それでも好きかって。
  ……ま、西瓜を素手で割る碗力とかはないけどね。だって僕たいした事ないし。」
 もしかして、この人は私の事をほとんどしゃべったのでしょうか。
 だったら尚更、謝りたくなくなりました。スイカの話はしゃべるなって言ったのに!!
 本気で話したら、流石にやめろ。と本気で止められたスイカの話。
 私としては、本気なのにみんな止めるから……彼にも笑われるかと思って。
 「元気なiceさんも、素敵じゃないですか。」
 そんな私の思いとは裏腹に、彼はそう答えました。
 顔をあげると、笑顔を浮かべている彼が。……引くと思っていたのに。
 その答えは嬉しかったのですが、やはり……兄を許す事は出来なくて。
 「……言わなくていいんですっ、いつもあんな人なんですから。」
 少しむすっとしたように顔を『兄』からそむけた後、やはり恥ずかしくて、
 彼の後ろに回り、背中に顔をうずめると今のは忘れてくださいね…と小さく呟きました。
 彼は私に、大丈夫だよ。と優しく声をかけてくれました。
 本当に優しい。そんな彼に再び胸はとくん。と高鳴ります。
 そんな私達を見て、兄は言います。
 「……元気で済ませられるのが凄いというか。……ま、これからも宜しくね。『妹』を。」
 もう、また何を言ってるんですか。いい加減にして欲しいのに。
 胸をうずめていたから分からなかったけど、そう思う私をおいて彼はこう答えました。
 「……こちらこそよろしくお願いします、『お兄さん』。」
 その言葉に、兄である彼にこれ以上弄られる心配も浮かびました。
 兄がその言葉をかける。と言うことは……弄り道具が出来た。という意味でもありますから。
 表情が見えなかったから分からなかったけど、不安そうな表情なら、私が守ってあげなくちゃ。
 兄は、何をしだすか分からない人だから。





 

 あこがれていた人と、恋仲になれた。
 その事については、兄に感謝しなきゃいけないけれど。
 暫くは、謝ってあげないんだから。
 楓さんにも、あとで迷惑かけたお礼料とか払わなければいけませんし。
 と言うか……なんで彼女がここにいたんでしょうか。
 あとで聞いたら、教えてくれますかね?







  この気持ち、幸せすぎてどう表現したらいいか分からない。
 


  でも、暫くはこの幸せに、ひたっていていいですか?
 


  実は短冊にかいたもうひとつの願いも、いつかかなえたいから。



  彼には、まだ内緒にしておきますけどね。














 
    『彼を護るために、強くなりたい。』







 


 ――エピローグへ。




―――――――


……うん、ごめんなさい。
必要以上に長くなったので、謝罪は少なめに。
とにかく、こっち側はこんな感じでした。と。
追記してたら止まらなくなるのは、私の悪い癖なんですがね……。
実は仮眠室は、こんな感じになっていた。と。
仮眠室は、実は店長が趣味のために作ったんですが
危険だから。という理由で慎は本当の理由を話してないんですよね。
コスプレ目的とか、妹には死んでもいえません。はい。



とにかく、コラボしてくださった長井さん。
そして読んでくださった皆さん有難うございました!!
何でエピローグあんねん。と言う突っ込みはなしで。
……まぁ慎が色々といってるだけですg(爆破)

コメント

今更ながら…

|ω;`)ソローリ… ヨカッタナア ヨカッタナア…
つ 【ご贈答用カルピスギフト】熨斗付

|彡サッ

あら♪

有難うございます!
カルピスギフトは、皆で大切に飲ませていただきます^^

……今度は独占されぬよう、完全監視つきですが(笑)
Secre

プロフィール

myuu-0240

Author:myuu-0240
AnAnやQMA等、アーケードゲームに侵食されている

中身の日記です。

基本、色々だべっててまとまりはない←





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カードデータ等はデータ参照で

An×Anのカードデータは>ここ

(2,20更新)





雑食が酷くなってる今日このごろ。どうしよう(ぁ)




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